斗山エナビリティベトナムが製作しインドに納品した高さ71メートルの港湾クレーン。[写真 斗山エナビリティベトナム]
HD韓国造船海洋は20日、斗山エナビリティと斗山エナビリティベトナムの株式100%を2900億ウォンで買収する契約を締結した。斗山エナビリティベトナムは2006年にベトナム中部クアンガイ省ズンクアット経済特区に設立され、火力発電用設備、液化天然ガス(LNG)プラントモジュール、港湾クレーンなどを生産している。
HD現代は斗山エナビリティベトナムの買収によりグループ内の東南アジア資機材供給網を確保することになった。HD韓国造船海洋は買収完了後にLNG推進船、アンモニア運搬船など親環境船舶に搭載される独立型タンク製作に向けた新規工場を斗山エナビリティベトナムの敷地に新設する予定だ。斗山エナビリティベトナムで生産された独立型タンクは韓国に供給される。
また、斗山エナビリティベトナムはアジア地域の港湾クレーン事業に向けた拠点としても活用される予定だ。斗山エナビリティベトナムは2023年に26基、2024年に24基の港湾クレーンを製作しシンガポールなどに納品してきた。
斗山エナビリティは事業ポートフォリオ再編の一環として斗山エナビリティベトナムを売却した。小型モジュール原発(SMR)、ガスタービン、水素などエネルギー事業に投資する財源を調達するために海外資産を売却中だ。
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