トランプ米大統領(右)とウクライナのゼレンスキー大統領が2月28日(現地時間)、ワシントンDCのホワイトハウスのオーバルオフィスで舌戦を繰り広げている。[写真 AFP=聯合ニュース]
6カ月前には腕を組み、トランプ大統領やJD・バンス副大統領と険しい表情で言い合っていたゼレンスキー大統領の表情にも余裕が見られ、時折ユーモアを交えて場を和ませる場面もあった。夫人のオレーナ・ゼレンシカ氏が、トランプ大統領の夫人メラニア氏に手紙を託した際には、「大統領ではなく、ファーストレディに宛てた手紙です」と述べ、場を和ませた。
この日、およそ1時間行われた首脳会談で、ゼレンスキー大統領は「ありがとう」という言葉を合計12回も口にした。「招待に感謝します」「戦争を止めるためのトランプ大統領の努力に感謝します」「ファーストレディにも感謝します」「ウクライナを支援するすべてのパートナーに感謝します」などだ。
6カ月前、ゼレンスキー大統領はトランプ大統領から「なぜ米国に感謝しないのか」と叱責された。今回、ゼレンスキー大統領がフォーマルな黒スーツを着て「ありがとう」を繰り返したのは、前回の“破局的会談”から得た教訓によるものという分析もある。
一方、グレン記者が所属する米誌リアル・アメリカズ・ボイスは、トランプ政権第1期時代にホワイトハウスの主席戦略官を務めたスティーブ・バノン氏が番組の司会を務めるなど、強硬な親トランプ系の保守メディアだ。「MAGA(Make America Great Again)」支持層の間では主流メディアに代わる新たなメディアとして台頭している。グレン記者はこのメディアの代表的人物であり、トランプ大統領が最も好む記者の一人とされる。
また、グレン記者の恋人は「ハイヒールを履いたトランプ」と呼ばれる強硬MAGA派のマージョリー・テイラー・グリーン下院議員(ジョージア州)だ。
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