米国領アラスカ州で開かれた米ロ首脳会談のため、15日にアラスカ・アンカレッジ空港を訪れたロシアのウラジーミル・プーチン大統領(左)と米国のドナルド・トランプ大統領が握手を交わしている。ロイター=聯合ニュース
16日(現地時間)、米時事週刊誌『ニュースウィーク』によると、ボディランゲージ専門家のパティ・ウッド氏は、今回の会談でトランプ氏がプーチン氏の前で見せたジェスチャーについて、このような分析を示した。
15日、トランプ氏は米国を訪れたプーチン氏のために、アラスカ・アンカレッジ空港にレッドカーペットを用意した。プーチン氏が近づくと、軽く手を叩きながら前へ出たトランプ氏は、普段とは異なり、手のひらを上に向けた状態でプーチン大統領と握手を交わした。トランプ氏は通常、手のひらを下に向け、相手の手を引き寄せる形で握手をする。これについてウッド氏は「(トランプ氏が)プーチン氏の方が自分よりも強いと考えていることを示している」と分析した。
その後、レッドカーペットを歩く間も、プーチン氏が腕をゆるやかに振りながら自信に満ちた姿を見せたのに対し、トランプ氏は腕を体に近づけ、抑制された様子を見せていたとウッド氏は付け加えた。
この日、トランプ大統領がプーチン大統領を手厚くもてなしたのはレッドカーペットだけではなかった。両首脳は米国大統領専用リムジンであるキャデラック「ザ・ビースト」に共に乗り込み、会場へと移動した。『ニューヨーク・タイムズ(NYT)』は「二大強国の指導者、特に敵対関係にある2人の指導者が同じリムジンで移動するのは極めて異例」と指摘した。
この日トランプ大統領がプーチン大統領に示した「歓待」をめぐっては、2月にウクライナのウォロディミル、ゼレンスキー大統領をホワイトハウスに招いた際に見せた態度とは正反対だという解釈も出ている。当時、トランプ氏とJ・D・バンス副大統領は「ゼレンスキー大統領は無礼だ」と非難した。
こうした雰囲気を察したかのように、プーチン氏もトランプ氏の前では背筋を伸ばした姿勢を維持した。流暢な英語を操ることで知られるプーチン氏は、15日のトランプ大統領との共同記者会見ではロシア語だけを使用した。米国を意識したかのように「ロシアのすべての正当な懸念を考慮し、欧州と世界の安全保障において公正な均衡を回復しなければならない」とロシア語で発言した。プーチン氏がこの日唯一英語を使った場面は、ウクライナ戦争の停戦合意に至らなかったトランプ氏が「近いうちに再び会って話し合うことになるだろう」と述べた時、「次はモスクワでしましょう(Next time in Moscow)」と応じた瞬間だった。
ただし、トランプ氏が一貫して低姿勢でプーチン氏に接したわけではない。トランプ氏は専用機から降りたプーチン氏とレッドカーペットを歩く間、頭上にB-2ステルス戦略爆撃機とF-35戦闘機を編隊飛行させた。両首脳の横にはF-22戦闘機4機が列をなしていた。いずれも米国が誇る戦略兵器だ。
また、プーチン氏と握手する際、トランプ氏は右手でプーチン大統領の手を握りつつ、左手でその腕を軽く叩いた。これについてウッド氏は「私は望めばあなたを攻撃できる」という意味だと解釈した。
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