ソウル瑞草区(ソチョグ)のサムスン電子瑞草社屋 [ニュース1]
最近6カ月間のサムスン電子のDRAM半導体世界市場シェア減少幅だ。14日、サムスン電子が半期報告書で公示した売上高基準の上半期DRAM市場シェアは32.7%。昨年末に公示した2024年のシェアは41.5%だった。年末の最終集計が出る前だが、上半期のシェアだけをみると、1999年の最初の公示以降で最大の減少幅だ。従来の最大減少幅は2016年の48%から翌年45.8%に減少した2.2%ポイントだった。
サムスン電子のDRAMシェアは2014年(39.6%)以来10余年ぶりに30%台に減少した。人工知能(AI)産業の必須材に浮上した高帯域幅メモリー(HBM)の影響が大きい。HBMは複数のDRAMを積み上げて生産するため販売が増えるほどDRAMシェアも増える。現在、サムスン電子はAMDとブロードコムにHBM3Eを供給している。しかし最大顧客のエヌビディアのサプライチェーンには進入できなかった。
半面、エヌビディアを顧客とするSKハイニックスのDRAMシェアは増加している。チャットGPTなど生成AIブームを受け、27.2%(22年)→29.9%(23年)→33.4%(24年)と毎年シェアが拡大している。今年上半期には36.3%となった。33年間DRAM市場1位を守ってきたサムスン電子を初めて追い越した。
◆SKハイニックス、上半期の米国市場売上高24兆ウォン超
SKハイニックスのシェア拡大には米国市場での業績が大きな役割をした。SKハイニックスの半期報告書によると、米州法人(SKハイニックスアメリカ)の今年上半期の売上高は24.7兆ウォン(約2兆6160億円)だった。これは前年同期期(12.2兆ウォン)比103%増。1年間に倍以上も売上高が増えた背景にはエヌビディアがある。SKハイニックスは昨年3月、エヌビディアにHBM3Eを初めて納品して以降、最大供給企業の地位を維持している。市場調査会社カウンターポイントリサーチによると、今年1-3月期のSKハイニックスのDRAM営業利益のうち54%がHBMで生じた。
SKハイニックスはシリコンバレーに事務室を置いた米州法人を通じて米ビッグテック攻略を加速している。今年初めには4年ぶりに米州法人のトップを交代するなど組織を再整備した。米州法人トップは現在、DRAMとHBM商品企画を主導してきたリュ・ソンスHBMビジネス担当副社長だ。先月29日にもエヌビディア関係者らがSKハイニックスアメリカの事務室を訪問してミーティングをするなど緊密な協業を続けている。
◆「少額株主」増加率 SK>サムスン
投資家の関心もSKハイニックス側に傾いた。半期報告書によると、SKハイニックスの今年上半期の少額株主増加率は21.3%だった。同じ期間のサムスン電子の増加率(18.9%)を上回った。少額株主数は同じ期間、サムスン電子が424万7611人から504万9085人に、SKハイニックスは56万1747人から68万1671人に増えた。HBM市場の主導権に対する期待感が投資心理に反映されたとみられる。
SK証券のハン・ドンヒ研究員は「HBMは一般DRAMの生産にも連鎖的に影響を及ぼす。HBM契約物量がメモリー市場の見通しで最も重要な要素」とし「HBM市場の競争が激化しても当分はSKハイニックスが競争優位を維持するとみられる」と話した。
サムスン電子は多様なDRAM製品群を通してシェア拡大を狙う。サムスン電子は半期報告書で「下半期は収益性を中心に事業を持続的に運営する計画」とし「AIサーバー用の需要増加に合わせてHBM、高容量DDR5、サーバー用LPDDR5xなどの製品で市場の高容量化および製品多角化に積極的に対応する」と明らかにした。
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