中国の国旗
11日、中国の新華社通信など現地メディアによると、ギネス・ワールド・レコーズは、中国浙江大学が開発した高機動四足歩行ロボット「バイシ(白犀)」が100メートルを16.33秒で完走した記録を公式認定したと発表した。
この記録は、従来の世界記録保持者である韓国科学技術院(KAIST)のロボット「ハウンド(Hound)」が2023年に樹立した世界記録(19.87秒)を3.54秒短縮したものだ。
公開された映像には、バイシが直線トラックに沿って、人間が追いつくのが難しいほどの速さで疾走する様子が映っている。
人間と比較しても遜色ないほどの機動性と、四肢を使ったバランスの取れた動きが印象的だと中国メディアは評価した。
バイシを開発した浙江大学交差力学センターは、同ロボットの設計および制御システムにおいて画期的な改良を達成したと伝えた。
研究チームは「今回の記録は単なる速度競争を超え、四足歩行ロボットの実用性と技術的安定性を証明したものであり、機動性と安定性の両方を確保した結果」とし「今後、救助・探査・物流など幅広い分野で活用できるよう可能性を広げていく」と説明した。
バイシは中国語で「白いサイ(白犀)」を意味し、安定感のある外観と強力な推進力を備えている。研究チームによると、同ロボットは平地走行に加え、さまざまな地形を迅速に走破できるよう設計されている。
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