2月にソウルで開かれた「国家AIコンピューティングセンター構築事業説明会」で科学技術情報通信部関係者が発表している。[写真 聯合ニュース]
科学技術情報通信部と情報通信技術(ICT)業界によると、韓国政府は早ければ今月末の公開を目標に国家AIコンピューティングセンター構築事業の公募要件調整案をまとめている。5月と6月の2度にわたり実施した公募で支援した事業者が1社もなかったためだ。科学技術情報通信部高位関係者は「最大限早く再公告を出すために関係機関などと速度感を持って協議中」と話した。
国家AIコンピューティングセンター構築事業は官民合同で先端グラフィック処理装置(GPU)を集積したAIデータセンターを作り、これを通じて韓国企業・機関のAI開発と活用を支援する事業だ。支援規模は総額2兆5000億ウォンで、2027年までに非首都圏に1エクサフロップス(1秒間に100京回の浮動小数点演算処理が可能)能力を備えたAIコンピューティングセンターを作るのが目標だ。
韓国政府は既存の公募案で入札が成立しなかった原因に挙げられる3つの条項の緩和を検討している。まず事業を推進する官民合同特定目的会社(SPC)の株式構造を民間が多く持つよう修正する方針だ。従来案は公共が51%、民間が49%の割合で総額4000億ウォンを出資するとされていた。事業参加を検討する企業の間では2000億ウォンも出資するのに政府がSPCの株式の過半数を持ち事業の自律性を妨げられかねないとの懸念が相次いで提起されてきた。
政府が望む時に公共株式を民間事業者が買い取らなければならない買収請求権(バイバック)条項も調整対象だ。公募参加を検討したICT業界の関係者は「大規模AIインフラを構築しても需要を確保することのできないリスクが大きいプロジェクトであることに加え、事業が振るわなければリスクまで抱え込まなければならず、従来の公募要件では事業性がとても不足すると判断した」と話した。
国産ニューラル・プロセッシング・ユニット(NPU)を2030年までにコンピューティングセンターを構成する半導体の最大50%に拡充しなければならない義務も削除か緩和するものとみられる。韓国政府は別途予算を編成して国産AI半導体を購入したりコンピューティングセンター事業者が国産NPU利用目標を達成する場合にはインセンティブを与えることなどを検討中だ。ITサービス企業関係者は「非現実的な事業構造が変われば参加誘引ができるだろう。ただ事業性をより高めるには需要先確保と事業費支援など政策支援をさらに拡大する必要がある」と話した。
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