10日、ソウルのオリンピック公園内にあるKSPOドーム(オリンピック体操競技場)で爆発物が設置されたという通報があり、観客たちが避難している。[写真 聯合ニュース]
警察などによると、10日午後1時45分ごろ、オリンピック公園を管理する韓国体育産業開発に「KSPOドームに爆発物を設置した。午後4時43分から8時10分までの間に爆破する」という内容のファクスが届いた。
体育産業開発側はファクスを確認後すぐに警察に通報し、警察と消防当局はただちに現場に出動した。施設を利用していた約2000人の観客を避難させ、現場を封鎖したうえで爆発物の捜索を開始した。
ソウル警察庁の機動巡察隊や警察特攻隊など57人と消防隊員約70人、消防車19台が出動し、約1時間にわたる捜索の結果、爆発物は発見されなかった。これにより警察は午後4時22分ごろに現場の封鎖を解除した。
この影響で午後4時から予定されていたTHE BOYZの公演は午後6時に延期された。所属事務所であるONE HUNDRED LABELは「爆発物設置の通報により、警察・消防が施設点検を行い、10日の公演開始時間が午後6時に変更された」と発表した。
警察は最近、新世界(シンセゲ)百貨店など公共の場所に対する爆発物設置の脅迫が相次いでいることを受け、模倣犯に対する捜査を本格化させている。今月5日には、オンラインコミュニティに「新世界百貨店に爆発物を仕掛けた」という2件の脅迫書き込みがあり、約4000人の顧客が避難したが、実際の爆発物は見つからなかった。捜査の結果、済州島(チェジュド)の中学生と慶尚南道河東(キョンサンナムド・ハドン)の20代男性が書き込みの犯人と判明した。
この記事を読んで…