先月28日午後2時50分ごろ、ソウル永登浦(ヨンドゥンポ)駅のバス停の温度が42.6度まで急騰した。[写真 グリーンコリアフォーラム]
これは、環境関連市民団体「グリーンコリアフォーラム(代表:キム・ヨンスン)」が先月27~28日の昼間、ソウル市内の▽中央バス専用レーンのバス停13カ所▽道路沿いのバス停9カ所▽エアコン付きバス停1カ所▽スマートシェルターのバス停3カ所、計26カ所の気温を測定した結果だ。
フォーラム側は高精度センサー付きのデジタル温度計を使用し、現場に到着して15分以上待機した後、温度変化がなくなった時点で測定を開始した。測定完了時に気象庁のリアルタイム温度と比較する方式で調査を行った。
これによると、道路中央に位置する中央バス専用レーンのバス停が最も高温だった。2日間にわたり測定された温度の平均は39.1度で、当時の気象庁発表の気温(35.7度)より3.4度高かった。
特に、永登浦(ヨンドゥンポ)駅の中央バスレーンのバス停では42.6度を記録し、気象庁発表の35.4度よりも7.2度も高かった。新竜山(シンヨンサン)駅の中央バスレーンのバス停でも41.0度を記録し、気象庁の地域気温(34.7度)より6.3度も高かった。
フォーラム関係者は「中央バスレーンのバス停は道路の中央に位置しており、アスファルトの放射熱などの影響をより強く受ける」とし、「日陰があれば体感温度は多少下がるが、構造的に日差しにさらされるため、40度を超える状況になる」と説明した。
道路沿いに設置されたバス停も同様に暑かった。これらの平均測定温度は37.4度で、気象庁の周辺地域の気温(35.6度)より平均1.8度高かった。特に、合井(ハプジョン)駅のホルト児童福祉会バス停は37.1度で、地域の気温(34.6度)より2.5度高かった。
一方、独立した待機空間にエアコンが設置されたスマートシェルター(スマートバス停)の内部は周囲の気温より低く、比較的快適だという評価が出ている。
スマートシェルターバス停の平均温度は30.8度で、周辺地域の温度(36.0度)より5.2度低かった。洗剣亭(セコムジョン)小学校のスマートシェルターバス停は28.9度で、周囲の35.5度よりも6.6度も低かった。
このような結果を受けて、スマートシェルターの拡大など、より積極的な猛暑対策が求められている。フォーラムのイム・サムジン運営委員長は「バス停は高齢者や弱者などが直射日光の猛暑に最もさらされる空間であるため、危機感を持って緊急対策を講じるべきだ」と述べた。
フォーラムはソウル市などに対し、▽エアコンの設置およびスマートシェルターの拡充▽日除けの設置拡大▽定期的な温度モニタリングによる実態情報の提供と対策の策定--など、強力な猛暑対策を求めていく方針だ。
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