韓国の保健福祉部と韓国生命尊重希望財団は、今年3月にソウルの漢江(ハンガン)で自殺予防相談電話「109」の広報のため、「109」をかたどった救命チューブを浮かべるキャンペーンを実施した。[写真 イ・ジェソク広告研究所=聯合ニュース]
30日、保健福祉部はOECDが発表した「保健統計2025」を分析し、このように公表した。資料によると、韓国の自殺死亡率は人口10万人あたり23.2人(2022年基準)で、OECD諸国の中で最も高かった。OECD平均の10.7人と比べると、2倍以上高い。
ただし、自殺死亡率は過去に比べると減少している。2012年には30.3人だったが、2022年には23.2人へと減少し、23.4%減った。同じ期間、OECD平均は12.8人から10.7人に減少し、16.4%減となった。このことから、韓国の自殺死亡率の減少傾向はOECD平均より速く、将来的には平均に追いつくという前向きな見方も可能である。
一方、韓国の平均寿命は2023年基準で83.5年で、OECD諸国の平均である81.1年よりも長く、加盟国の中でも上位圏に位置した。
病気の予防活動や適切な治療サービスがあれば防ぐことができたが、そのような環境が整っていなかったために発生した死亡を意味する「回避可能死亡率」は、2022年に人口10万人あたり151.0人で、OECD平均の228.6人よりも大幅に低かった。
今回の分析に使用された統計は、OECDが今月10日に発表した資料であり、大部分は2023年を基準としている。2023年の数値がない場合は、過去のデータで代替して発表された。
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