自分の誕生日に息子を手製の銃で殺害した容疑で拘束された６０代の男Ａに警察が殺人未遂容疑を追加で適用する方針だ。息子の妻と孫までも狙った状況が把握されたからだ。

仁川（インチョン）延寿（ヨンス）警察署は２５日、殺人および銃砲・刀剣・火薬類等の安全管理に関する法律違反、現住建造物放火予備容疑で拘束されたＡ（６２）に殺人未遂容疑を追加で適用する予定だと明らかにした。警察によると、Ａは犯行当時、息子Ｂ（３３、死亡）のほか、現場にいた息子の妻と孫２人、妻の外国人の知人の計４人も殺害しようとした状況が捕捉された。


警察は外国人の家庭教師が犯行直後に家の外に出ていくとＡが追いかけたという事実から、殺人未遂容疑の適用が可能だと判断した。


これに先立ち被害者Ｂの遺族も警察に提出した意見書で「Ａは現場にいた家族をみんな殺害しようとした」と主張した。

しかしＡは２回の警察の取り調べで「息子だけを殺害する意図だった」とし、殺人未遂容疑は否認したという。警察はこの日に行われた３次調査で犯行の動機とともに追加犯行の意図があったかどうか集中的に調べる計画だ。

警察関係者は「Ａが外に逃げた外国人を追いかけ、、家族も殺害する考えがあったとみている」とし「今日中に殺人未遂容疑を適用する予定」と話した。

Ａは２０日午後９時３１分ごろ、仁川延寿区松島洞（ソンドドン）のマンション３３階の息子の自宅で手製の銃を撃って息子Ｂを殺害した容疑を受けている。犯行の当日はＡの誕生日で、息子が家族と共に誕生日パーティーを準備した状況だった。

警察はＡのソウル道峰区（ドボング）の自宅からもシンナーが入ったペットボトルなど引火性物質１５本と点火装置などを発見した。このうち一部は犯行翌日の２１日正午に発火するようにタイマーが設定されていたことが把握され、追加の放火状況まで捕捉された。