李在明大統領が22日、ソウル竜山(ヨンサン)の大統領室庁舎で開かれた国務会議で発言している。[写真 韓国大統領室]
李大統領はこの日主宰した国務会議で、「公職社会では、功績と過失に対する明確な賞罰が非常に重要であるという点を改めて強調する」と述べた。
この発言は、ペク・ギョンヒョン九里(クリ)市長を念頭に置いたものとみられる。ペク市長は京畿道(キョンギド)九里市で豪雨被害が発生した20日、江原道洪川郡(カンウォンド・ホンチョングン)で行われた野外親睦会に参加し、批判が高まると、22日「深く頭を下げてお詫び申し上げる」と謝罪した。
これに関連し、キム・ミンソク首相は同日、政府合同公職服務点検団(公職服務管理官室)に対し、九里市や世宗市(セジョンシ)など一部の自治体が豪雨災害に適切に対応したかどうかを点検するよう緊急指示を出した。
李大統領は「今回の災害対応の過程で、とても熱心に取り組んでいる公務員も多かった」とし、「優秀な事例、模範的な事例を最大限に発掘し、他の模範となるよう措置してほしい」と指示した。
また、国務会議に初めて出席した9部処の新任長官に対し「今後は報告を厳格に受けたい」と公職者の責任感を強調し、国会議員出身の長官には「国会とここは状況が異なるので、より緊張感を持って臨んでほしい」と述べた。
まもなく交代する尹錫悦(ユン・ソクヨル)政府の長官には「公職者として使命と責任を誠実に果たしていただき、心から感謝する」と労をねぎらった。
国務会議では、預金保護限度を5000万ウォン(約530万円)から1億ウォンに引き上げる「預金者保護法」の施行令も議決された。2001年以来24年ぶりとなる預金保護限度の引き上げは、9月から施行される予定だ。
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