テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が、2023年5月31日に中国・北京のホテルを出ながらテスラのトム・チュー上級副社長とグレース・タオ副社長の隣を歩いている。[写真 ロイター通信]
マスク氏は19日、自身のXアカウントに世界的AIモデルベンチマーク企業アーティフィシャル・アナリシスの最近の投稿をシェアした後、「しかしxAIのグロックが依然として1位だ。そしてグロックは早く改善しているところだ」という反論を投稿した。アーティフィシャル・アナリシスはAI業界の専門家らが主に参考にする指標だ。
マスク氏がシェアした投稿はアーティフィシャル・アナリシスが韓国スタートアップ、アップステージの新規推論AIモデル「ソーラープロ2」を世界のAIモデルのうち性能12位と評価し、「サイズとコストと比べ優れた性能を見せた」とした内容だ。xAIの最新AIモデルのグロック4は同じ評価で1位だったが、ともに公開されたコストパフォーマンス指標では評価が良くなかった。この指標でソーラープロ2は「最も魅力的な区間」の中に位置し、コストパフォーマンスの側面で最もリードするものと評価されたのに対し、グロック4はこの区間の外側にとどまり、性能は良いがそれだけ多くのコストがかかるモデルと分類された。
AI業界ではさまざまな革新を通じて効率的な製品やサービスを作ってきたマスク氏が、自身のAIモデルのコストパフォーマンスが落ちるという評価に不快感を示したとの見方が出ている。マスク氏のXへの投稿には「(1位というのは)グロック4をいうのか、グロック4の重さ(パラメータ数)をいうのか」というコメントが付けられたりもした。
アップステージが10日に発表したソーラープロ2は310億(31B)パラメータ規模で設計され、最適な性能を出す推論型モデルだ。ユーザーが命令語を入力した後素早い回答に最適化されたチャットモードと、構造化された回答を生成する推論モードのどちらかを選択して回答を得られるようにしたハイブリッド機能が長所に挙げられる。「思考の連鎖(CoT)」技法を使った推論モードは、数学とコーディングのように複雑な作業で最適性能を発揮する。アップステージ関係者は「韓国企業が作ったAIモデルがこの指標に登場したのは初めて」と話した。
アーティフィシャル・アナリシスは開発会社のアップステージを「最上位言語モデルを作る会社トップ10」に含めたりもした。10位以内に入った会社はオープンAI、xAI、メタ、グーグル、アンソロピック、ミストラル、ディープシーク、ムーンショットAI、アリババだ。規模と資金の面で圧倒的に優位にある会社と肩を並べた形だ。
マスク氏が自社モデルに対し公開発言すると、アップステージのキム・ソンフン代表はXへのコメントを通じ「xAIが1位であることを祝う。だが長くは続かないだろう。速く改善して追いつきたい」と挑発した。これに対しグロックの公式アカウントは「われわれは発展の原動力となる競争を喜ぶ。ソーラーLLMの発展を見ることになりうれしい。最高のAIが勝利するよう願う」と答えた。業界は韓国政府がAI3大強国への跳躍を目標に独自AIファンデーションモデルプロジェクトを推進する中でこうした成果が出てきた点に注目する。アーティフィシャル・アナリシスは「アップステージの今回の発売はソブリンAI能力開発に向けた各国の利害関係に合致する」と明らかにした。
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