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英紙ミラー(Mirror)の17日(現地時間)の報道によると、米ユタ州出身のインフルエンサー、ギャレット・ジーさん(35)は、13日に自身のインスタグラムに「恐怖を克服する方法を教える」として、コロラド州パウエル湖の崖から息子を放り投げる動画を投稿した。
映像は、崖の上に座るギャレットさんと、末っ子の息子カーリー君の姿から始まる。ギャレットさんは息子に勇気を与えようと声をかけたが、カーリー君はなかなか飛び込めず躊躇した。するとギャレットさんは息子を持ち上げ、湖に向かって投げた。カーリー君は悲鳴を上げながら落下した。その後、長女と次男は迷うことなく自ら崖からジャンプした。
ギャレットさんは「すべての状況において安全を最優先に考えた」としたうえで、「カーリー君はジャンプを望んでいたが、自信がなかったため、私が投げた」と説明した。
さらに、「ワシの雛もいつかは巣を離れる。あるいは巣の外に押し出されて飛び方を学ぶ必要がある」とし、「今回の経験がその一歩になると信じている」と語った。
そのうえで、「この映像はすべての親に真似してほしいというものではない」とし、「すべての子どもに当てはまる方法でもない」と釈明した。
この動画は18日現在で310万回以上再生され、1600件を超えるコメントが寄せられている。動画を見たネットユーザーは「これは児童虐待だ」「危険すぎる」「子どものトラウマになる可能性がある」など、批判的な声が相次いでいる。
一方で一部からは「飛び込んだ後の子どもは楽しそうだった」「恐怖を乗り越えるには良いトレーニング」といった擁護の声も見られた。
ギャレット・ジーさんは「The Bucket List Family」というファミリーアカウントを運営しており、約700万人のフォロワーを抱えている。夫婦と3人の子どもによるこの家族は9年間にわたり世界中を旅する生活を送り、その様子をユーチューブ(YouTube)、インスタグラム(Instagram)、フェイスブック(Facebook)などに投稿している。ディズニーやナショナルジオグラフィックなどとコラボコンテンツも制作してきた。
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