パレスチナの子どもが13日(現地時間)、イスラエルの爆撃で犠牲者が発生した場所を見つめている。給水所に水桶が乱雑に散らばっている。[写真 ロイター=聯合ニュース]
ロイター通信によると、13日(現地時間)のイスラエルの空襲で、ガザ地区中部の給水所でパレスチナ人のうち少なくとも8人が亡くなり十人余りがけがした。このうち多数が子どもだった。
イスラエル国防軍(IDF)は今回の空襲がイスラム・ジハード武装勢力を狙ったものだったが、ミサイルが誤作動で目標地点から数十メートル離れたところに着弾したと説明した。IDFは声明を通じて「関連のない民間人に被害が発生した点を遺憾に思う」とし、現在調査を進めていると明らかにした。
現地病院の医療スタッフはヌセイラト難民キャンプ内の施設にミサイルが落ちて子ども6人が死亡して17人が負傷したと伝えた。
最近数週間、ガザ地区では深刻な水不足が続いている。燃料不足で海水淡水化装備や衛生施設が稼働を停止し、住民たちは水の配給を受けるために給水施設に依存している。
給水施設空襲から数時間後、イスラエル国防軍はガザシティの市場を空襲して12人が亡くなったとパレスチナメディアは報じた。IDFはこれに対する立場を出していない。
1年9カ月以上続く戦争を停止するための停戦交渉がなかなか進展しないまま、ガザ地区の至るところで悲劇が繰り返されている。
イスラエル国防軍の攻撃が続く中で、特に住民たちが集まる救護品配給所付近の死傷者が続出している。
イスラエルはハマスが救護品を奪取していると主張し、ガザ地区を封鎖して今年5月から米国と共に設立した「ガザ人道主義財団(GHF)」を通じて制限的に救護品を配給している。
しかしその後、イスラエル国防軍が救護品を受け取りに来た住民たちに対して銃撃を加えたという論争が続いた。
GHFが救護活動を始めた5月末から配給所周辺ではほぼ毎日銃撃が発生し、それに伴い人命被害も相次いだ。
国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は5月末から今月7日までGHF配給所付近で615人、救護品護送ルートで183人など計789人が死亡したと明らかにした。
ガザ地区保健省によると、2023年10月イスラエル-ハマス戦争が始まってから13日基準で累積死亡者は5万8000人を超えた。最近24時間にも139人が追加で亡くなった。
保健省は死傷者の統計において民間人と戦闘員を区分していないが、半分以上は女性と子供であることが確認されると明らかにした。
この記事を読んで…