トランプ米大統領が9日(現地時間)、ワシントンのホワイトハウスでガボン、ギニアビサウ、リベリア、モーリタニア、セネガルなどアフリカの指導者らと会談した。 [EPA=聯合ニュース]
こうした状況は9日(現地時間)、トランプ大統領とアフリカの大統領らとのホワイトハウス昼食会の席であった。昼食会はトランプ大統領に対する感謝と称賛が続く友好的な雰囲気で進行された。
この席でリベリアのボアカイ大統領は「リベリアは米国の長い友人」とし「我々はトランプ大統領の政策が米国を再び偉大にすると信じる。このような機会が与えられて感謝している」と英語であいさつした。特にリベリアに対する投資を要請した。
トランプ大統領はボアカイ大統領の「英語」に関心を見せた。トランプ大統領は「とてもきれいな英語だ」と感心し、「どこでそのように話すのを習ったのか」と尋ねた。
リベリア大統領は母国で教育を受けたと答えながらも当惑するように苦笑いを見せた。
リベリアで英語は公用語だ。他の多くのリベリア人のようにボアカイ大統領も英語を第1言語として習ったという点で、トランプ大統領の発言はきまり悪い称賛となった。
この日の雰囲気がさらに苦い後味を残した理由は、リベリアの屈曲の歴史のためでもある。
米国は1820年代の奴隷制度廃止後に黒人を移住させる西アフリカの候補地を調べたが、原住民の抵抗と犠牲の中、リベリア一帯で植民地建設を進めた。
1816年に設立されたアメリカ植民地協会(ACS)の主導で始まった植民地開拓は1847年のリベリア独立宣言に続き、1862年に米国がリベリア独立を認めて幕を下ろした。しかし今でも原住民と移住黒人の内戦と独裁による傷あとが残り、リベリアは最貧国から抜け出せていない。
この日、トランプ大統領との会談にはリベリア、セネガル、ガボン、モーリタニア、ギニアビサウの5カ国の大統領が出席した。
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