デトロイト戦の6回、同点タイムリー二塁打に続いて得点もマークした後、ベンチでチームメートの歓迎を受ける金河成(キム・ハソン) [ロイター=聯合ニュース]
金河成は10日、米ミシガン州デトロイトのコメリカパークで行われたデトロイト戦に7番・遊撃手で先発出場し、4打数2安打1打点1得点をマークした。昨年までサンディエゴ・パドレス所属で活躍し、今季を控えてタンパベイに移った金河成は、移籍後の初の複数安打、初の打点となった。打率は2割8分6厘から3割6分4厘(11打数4安打)に上がった。
2回表に先頭打者で打席に入った金河成はデトロイトの先発リース・オルソンから遊撃手側の内野安打で出塁した。しかし後続打者の不発で得点には結びつかなかった。4回の2打席目は一死二塁の場面で中堅手フライだった。
チームが2-3とリードされた6回、金河成の魔法のような活躍が始まった。二死二塁の場面で打席に入った金河成は相手投手チェース・リーの初球、143キロのシンカーをとらえて中越二塁打を放った。同点の走者が生還して打点も付いた。タンパベイに移籍して初めて見せた長打ショーだった。さらに後続打者テーラー・ウィルソンのレフト前ヒットで自身の足で逆転のホームを踏んだ。
6回に4得点したタンパベイは6-3と勝負をひっくり返し、7回にも1点を追加して勝利を引き寄せた。デトロイトは今季59勝35敗でメジャー30球団のうち勝率1位であり、金河成の活躍による勝利はより一層貴重なものとなった。
3連敗の危機から抜け出したタンパベイは今季50勝(43敗)に到達し、アメリカンリーグ東部地区3位を維持した。地区1位のトロント・ブルージェイズ(54勝39敗)とは4ゲーム差、2位のニューヨーク・ヤンキース(50勝41敗)とは1ゲーム差。
一方、サンフランシスコ・ジャイアンツ外野手の李政厚(イ・ジョンフ、27)はフィラデルフィア・フィリーズとのホーム試合に7番・中堅手で先発出場し、2打数無安打1四球だった。打率は2割4分6厘から2割4分5厘に下がった。連続安打は3試合でストップしたが、四球を選んで4試合連続の出塁となった。サンフランシスコは0-13で大敗し、連勝は4でストップした。
ロサンゼルス(LA)ドジャースの金慧成(キム・ヘソン)はミルウォーキー・ブリュワース戦に交代出場し、1安打1盗塁をマークした。1-1の7回表、一死一、二塁の場面で一塁の代走で出場し、盗塁を決めた。7回裏の守備から中堅手に入り、9回表に先頭打者で打席に入って内野安打で出塁した。
ナショナルリーグ西部地区のライバル、サンフランシスコとドジャースは12日から3連戦を行う。李政厚と金慧成の今季2回目の対決が期待される。
この記事を読んで…