3日午前、慶尚北道浦項市全域に猛暑警報が発令される中、浦項国際展示コンベンションセンター工事現場前の道路で散水車が水を撒いている。[写真 ニュース1]
済州と韓国南部地方の梅雨明けは過去最も早い水準だ。済州では全国に気象観測網が拡充された1973年以降で最も早い梅雨明けとなった。これまでの記録は1994年の7月1日だ。南部地方は1973年の6月30日に次いで2番目に早い梅雨明けだ。
これに伴い、済州と南部地方では8月初めに現れる猛暑がすでに始まった。気象庁は3~5日に江陵(カンヌン)と三陟(サムチョク)など東海岸地域と陜川(ハプチョン)、密陽(ミリャン)、昌寧(チャンニョン)など嶺南(ヨンナム)地方を中心に昼の最高気温が37度まで上がると予報した。気象庁は「全国のほとんどの地域で体感気温が33度以上、中部内陸と江原道(カンウォンド)、東海岸、南部地方、済州東部地域は35度前後と非常に高く、健康管理に留意してほしい」と呼び掛けた。
通常の猛暑は7月末ごろに北太平洋高気圧が韓半島を完全に覆って停滞前線を北に押し出し、梅雨明けとともに猛暑が始まる。1カ月近く強い高気圧の下に置かれた韓半島は熱が蓄積され気温が大きく上がり8月に猛暑がピークに達した。
今年は分離した北太平洋高気圧が韓国を完全に覆い、高温多湿な南西の風まで流入して湿度と気温をさらに引き上げている。猛暑と熱帯夜が当分続くと予想される理由だ。
ソウルなど首都圏にも猛暑注意報が続く中で、今週末の昼の最高気温は31度前後と予想される。4日に首都圏と江原道嶺西(ヨンソ)一部地域に5~20ミリの雨が予想される中で、当分天気は概ねくもりとなるとみられるためだ。中部地方の場合、7日に首都圏と江原道嶺西で雨が降ってからは降水確率が非常に低くなり当分雨の予報はない。中部地方もこれにより近く梅雨明けが宣言される可能性がある。
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