米国ニューヨークにあるコロンビア大学の校庭。[写真 AP=聯合ニュース]
1日(現地時間)、米国日刊ニューヨーク・タイムズ(NYT)によると、6月30日マンハッタン連邦地方裁判所に提出された合意内容を見ると、コロンビア大学は間違ってつけられた大学ランキングに基づいて出した登録料が多すぎるとして集団訴訟を起こした学生たちに合意金900万ドルを支払うことにした。
これに伴い、2016年から2022年までコロンビア大学に在学した学部生約2万2000人は合意金として各自の分を請求することができる。対象学生全員が合意金を請求する場合、弁護士費などを除いて1人が受け取ることができる金額は273ドル程度と推算されるとNYTは説明した。
今回の合意にコロンビア大学が自分たちの誤りを公式に認める内容は含まれていない。ただし大学側はこの日出した声明で「過去の報告の欠陥に対して深く遺憾を表す」と明らかにした。
該当の訴訟は2022年コロンビア大学が毎年米国大学評価ランキングを発表するメディア「U.S. News&World Report」側に不正確な資料を提出して順位を操作したのではないかという疑惑から始まった。
当時の大学評価で、コロンビア大学が2位に入ったことを巡り、同校の数学教授であるマイケル・タデウス氏は大学側が評価機関に誤った統計を提出したことに伴う結果だと暴露した。大学側が全体講義のうち学生数が20人未満の講義の比率などを水増ししたという主張だった。その後コロンビア大学はランキングで18位まで下がり、その翌年からは評価に参加していない。
コロンビア大学に通っていた学生ラビ・キャンベルさんは大学側が操作されたランキングに伴う虚偽の広告に基づいて登録料を払いすぎたとし、大学側に対して訴訟を起こした。他の学生も訴訟に合流して集団訴訟につながった。
コロンビア大学のランキング操作疑惑を提起したタデウス教授はこの日、大学側が学生たちと合意したことはうれしいことだとしながらも、大学側が正確にどのようなルートで不正確な情報を提出することになったのかについて独立した調査を受けるべきだと求めた。
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