警察の装甲車が山火事消火活動中に消防隊員が銃撃を受け2人が死亡したアイダホ州のキャンフィールド山に移動している。[写真 ロイター=聯合ニュース]
CNNによると、この日アイダホ州北部コーダレーン近郊のキャンフィールド山で発生した山火事の消火活動をしていた消防士に向かって待ち伏せていた暴漢が銃撃を加えた。
この地域を地元保安官室によると、この日午後1時21分ごろ山火事発生の通報が寄せられた。消防士は9分後に山火事消火に向け出動し、その後30分ほどして銃撃が報告された。
現地保安官は会見で「警察官が弾丸がさまざまな方向から飛んでくると報告した。われわれも現在積極的に対応射撃をしている」と明らかにした。その上で「山火事の危険はとても高いが、銃撃の脅威がなくなるまでいかなる資源も投じないだろう」と話した。
関係者はCNNに対し、山火事も放火の可能性が高いと話した。
その後この日午後遅くに警察はキャンフィールド山で男の遺体とともに銃器を発見した。CNNは捜査当局の話として、この男が今回の待ち伏せ攻撃を行った容疑者とみられると報道した。
地元保安官室は犯人が山火事を起こした後に消火のために出動した消防士を待ち伏せして銃撃を加えたと推定されると説明した。
アイダホ州のブラッド・リトル知事はXを通じ「多くの消防士が銃撃を受けた。われわれの勇敢な消防士に対する極悪非道な直接攻撃だ」と述べた。消防士を代表する労組である国際消防士協会もXで「極悪非道な暴力行為」と批判した。
コーダレーンから6.5キロメートルほど離れているキャンフィールド山の登山路はハイキングコースとして人気があるという。地元緊急管理局はキャンフィールド山一帯の住民らに避難命令を出した。山火事はまだ鎮火していない状態だ。
コーダレーンはアイダホ州とワシントン州の境界近くにある都市で、人口は約5万5000人だ。
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