資料写真[Pixabay]
24日、日本気象庁によると、22日からこの日午後2時まで合計309回に達する地震が観測された。そのほとんどがトカラ列島付近の海域で探知され、今回の群発地震では最大マグニチュード(M)5.2の地震も観測されている。気象庁基準の分類は、震度4を超えると室内では容器に入っていた液体があふれ出たり固定されていない家具が動いたりすることがある程度だ。
鹿児島県十島村役場関係者はこの日、朝日新聞に「夜も揺れが絶えず続いていて、寝不足を訴える方もいる」とし「より大きな地震が起きないかという不安の声も広がっている」と伝えた。ただし、現在までのところ人命および財産被害は報告されていないという。
十島村役場は公務員が夜間にも非常勤務体制を維持しながら情報収集と関係機関との連絡にあたっているほか、悪石島コミュニティセンターを臨時避難所として開放した状態だ。
一方、日本は最近相次ぐ地震で「2025年7月大災害説」がオンライン上で拡散している。日本ではトカラ列島で数十回以上の群発地震が発生すると近く大地震が来るという俗説がある。
また、頻発する地震は2021年に再出版された日本予言漫画『私が見た未来 完全版』に登場する「2025年7月5日大災難説」と重なり、恐怖をさらにあおっている。
この漫画は「その災難が起こるのは、2025年7月です」としながら「突然、日本とフィリピンの中間あたりの海底がポコンと破裂(噴火)したのです」「太平洋周辺の国に大津波が押し寄せました。その津波の高さは、東日本大震災の3倍はあろうかというほどの巨大な波です」と記述している。その後、「夢を見た日が現実化する日ならば、次にくる大災難の日は『2025年7月5日』ということになります」と日を特定した。
該当の漫画は2011年に発生した東日本大震災と新型コロナウイルス感染症パンデミックまで的中させたこともあり、日本はもちろん海外でも注目を浴びた。
日本国内で不安が高まると『私が見た未来』の漫画家たつき諒氏は漫画の中の「2025年7月5日」という具体的な日付の予言について訂正コメントを出した。
たつき氏は最近、産経新聞に送った書面で「夢を見た日=何かが起きる日というわけではないのです」としたうえで「過去の例から、『こうなのではないか?』と話したことが反映されたようで、私も言った覚えはありますが、急ピッチでの作業で慌てて書かれたようです」とし、日付の特定が編集過程で反映されたことを示唆した。
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