元NCTのテイル [ニュース1]
検察は18日、ソウル中央地裁で開かれたテイルと共犯のイ被告、ホン被告の結審公判でそれぞれ懲役7年と履修命令、公開告知命令、就職制限命令10年を求刑した。
検察は「被告は面識のない外国人観光客を連れて行って集団で輪姦した事件で、事案は極めて重大であり、罪質が極めて良くない」と明らかにした。
この日の公判でテイル側と共犯2人は容疑を認めた。テイルは公訴事実を認めるかという裁判所の質問に「公訴事実をすべて認める」と短く答えた。
テイルらは昨年6月13日午前4時ごろ、ソウル瑞草区方背洞(ソチョグ・パンベドン)のイ被告のマンションで酒に酔った中国国籍の女性観光客Aさんに性的暴行を加えた疑い。
検察の公訴事実によると、テイルらは犯行当日午前2時33分ごろ、梨泰院(イテウォン)の店でAさんと偶然会って酒を飲んでいたが、Aさんが酔うとタクシーに乗せてイ被告のマンションに連れて行き、犯行をしたことが分かった。
テイルらは犯行後、夜が明けると、マンションから離れたところでAさんをタクシーに乗せて帰したことが明らかになった。この時、ホン被告はイ被告に「タクシーには少し離れたところで乗せるべき」というメッセージを送ったりもした。
検察は「被害者が外国人という点を利用して犯行場所を記憶できないようにしたり、警察が追跡できないようにする意図があったとみられる」と指摘した。
ソウル方背警察署は聞き込みと防犯カメラ映像の分析などで追跡した後、身元を特定し、住居地で捜索差押許可状を執行した。その後、イ被告とホン被告は8月20日に、テイルは同月28日に自白書を提出した。
検察は「事件から2カ月間、警察が徹底的に追跡して被告を特定し、家宅捜索を行った」とし「その後に自白書という名の書類を提出したが、このような部分を法律で定めた本当の意味の自首と見ることができるのかは疑問」と述べた。
続いて「被告は偶発的な犯行と主張するが、初めて会った観光客を午前2時に方背洞のマンションに連れていくこと自体が常識的に納得可能なのか疑問」とし「犯行を計画していなければそのような行動をする理由はなかった」と話した。
テイル側の弁護士は「被告は自身の行動で被害者の人生に深い傷を残した事実を心から反省している」とし「被告は店を出る時、酒をもう少し飲もうとしたのであり、犯行は計画していなかった」と主張した。
テイルは最後陳述で「被害者に本当に大きな被害を与えたということを最も後悔していて、申し訳ないという気持ち」とし「私に失望したすべての方に申し訳なく思う。善処されれば一生に与えられた最後の機会と考え、社会に少しでも役に立てるよう、いかなることでもしながら最善を尽くして生きていく」と話して頭を下げた。
裁判所は7月10日午後2時に宣告期日を指定した。
検察は2月28日、テイルらを性暴力犯罪の処罰等に関する特例法違反(特殊準強姦)容疑で在宅起訴した。
特殊準強姦容疑は凶器など危険な物を持ったまま、または2人以上が心神喪失または抵抗不能状態の相手を姦淫・醜行した場合に成立する。
テイルは2016年にNCTでデビューし、ユニット グループNCT UとNCT 127のメンバーとして活動した。SMエンターテインメントはテイルの性犯罪が伝えられると、昨年10月に専属契約を解約した。
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