昨年7月3日、カザフスタンのアスタナで会談前に握手する中国の習近平国家主席(左)とロシアのプーチン大統領(右) [ロシア大統領府ホームページ キャプチャー]
韓国の国家情報院は先月30日の国会情報委員会での報告で「ロシア戦勝節80周年行事には崔竜海(チェ・ヨンヘ)最高人民会議常任委員長らが出席する可能性が高い」とし「金正恩委員長が出席するなら数週間前から警護などが観測されるはずだが、そうでないのを見ると(出席者は)金正恩委員長でない」と説明した。5日、関連事情に詳しい複数の北朝鮮情報筋によると、こうした判断は依然として維持されているという。
専門家らの間では、金正恩委員長が今回の行事に権力序列2位に該当する最側近を送るのは今後の対米交渉力強化を念頭に置いた布石という分析が出ている。朝中ロの連携を外交的テコにするという意図があるということだ。
ロシア戦勝節での朝中ロ首脳会談の可能性は低くなったが、北朝鮮が金正恩委員長のロシア答礼訪問を推進する可能性は依然として開かれている。北朝鮮軍派兵に対する反対給付を確保し、朝ロ新条約に基づいた血盟イメージを浮き彫りにするという目的のためだ。
一部では金正恩委員長がより大きな補償を得るためにウクライナ戦争にさらに深く介入する可能性も提起されている。ウクライナメディアのユーロマイダンプレスは3日(現地時間)、「近いうちに北朝鮮軍が東部戦線に配置される可能性がある」というウクライナ軍司令部の判断を伝えた。
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