米国のドナルド・トランプ大統領が1日(現地時間)、アラバマ大学の卒業式でトランスジェンダーのウエイトリフティング選手に対して演説して特有の誇張された表情を浮かべている。 [写真 AP=聯合ニュース]
こうした中、全米および欧州・アジアなどの世界各地で1日(現地時間)に同時多発的に行われたメーデー集会は数十万人が集まり、関税や移民などトランプ氏の主要政策を批判する糾弾の場となった。
◇「事実無根」と言っていたが…「現役6600人以上動員」
AP通信がこの日入手した軍事パレードの細部計画によると、6月14日ペンタゴンからホワイトハウスまで4マイル(約6.4キロメートル)区間で行われるパレードには現役軍人6600人以上と車両少なくとも150台、ヘリコプター50機、民間人2000人ほどが動員される予定だ。
来月14日はトランプ氏の79回目の誕生日であると同時に米陸軍の創立250周年記念日だ。当初米国メディアは先月7日「ホワイトハウスが軍事パレードの準備を指示した」と一斉に報じたが、当時ホワイトハウスは「事実ではない」と言ってパレード開催計画そのものを否定した。
しかし、この日APが入手した資料の作成日は先月29日と30日だ。メディアの報道内容を公式否定してもパレードの計画をそのまま推進してきた可能性が高い。
米陸軍は当初建軍記念日行事を準備しつつもパレードの計画は含めていなかった。そうこうしているうちに先月ホワイトハウスの指示で市街パレードが記念式行事に追加され、その後軍が具体案を議論してきた。実際に入手した文書にはパレードが「国家特別保安行事」に分類されていたことが分かった。
◇「パリパレード」に心奪われたトランプ氏…1期目の時は失敗
トランプ氏は執権第1期だった2017年、フランス革命記念式で軍事パレードを見た後、米国でフランスよりももっと壮なパレードを開催することを指示した。
しかしトランプ氏の当時の計画は9200万ドル(約133億円)に達する莫大な費用問題と戦闘装備をワシントンに集結させなければならない問題、タンクなど重装甲武器が市内の道路を運行する時に発生する道路破損など現実的な問題に遭遇して中止となった。
当時トランプ氏は自身のソーシャルメディアに「費用が非常にかかるので行事を中止する」と明らかにしながらも費用がかさんだ原因を「地域政治家たちが価格を不当に引き上げたため」としながら軍事パレード開催計画が失敗したことに対して不満を表出していた。
現地メディアは「軍事パレードは権威主義国家の指導者が行うこと」としながら「パレードを数年間渇望してきたトランプを今年は阻止するのは難しいだろう」と観測している。
「生きていけない」反トランプ集会にも…トランプ氏、誕生日を迎えて軍事パレード準備(2)
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