マイク・ウォルツ米大統領補佐官(国家安全保障担当)
ウォルツ補佐官はトランプ政権の外交・安保指令塔の役割をしてきた。しかしフーシ派空襲計画など軍事機密を民間チャットアプリ「シグナル」のグループチャットで議論する際、ヘグセス国防長官、ワイルズ大統領首席秘書官、ウォン大統領筆頭副補佐官など19人を招待したが、この過程で誤って記者のジェフリー・ゴールドバーグ・アトランティック編集長を招いた。この席では作戦事項などが詳細に議論され、この過程をその後ゴールドバーグ編集長が記事で暴露した。
民主党は「シグナルゲート」と規定し、ウォルツ補佐官の解任を要求したが、トランプ米大統領はこれを拒否した。トランプ大統領はむしろ「ウォルツは教訓を得た」として公開的に支持する意思を明らかにした。
CBSは精通した情報筋を引用し、「トランプ大統領はウォルツ補佐官を解任する場合、外部の圧力に屈するように映ると考え、これをためらった」とし「もう時間が十分に経過し、ウォルツ補佐官とウォン副補佐官の辞任が組織改編の一環と解釈されるとトランプは考えている」と報じた。後任にはスティーブ・ウィトコフ特使が挙がっている。
ウォン副補佐官はトランプ1期目当時、国務省で北朝鮮特別副代表と東アジア・太平洋担当副次官補を務めた。トランプ大統領はウォン副補佐官が北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長との首脳会談にも関与したと明らかにした。ウォン副補佐官は先月、訪米した韓国の金泰孝(キム・テヒョ)国家安保室第1次長と会い、韓国軍と在韓米軍の役割調整、造船業の協力などについて議論した。
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