2021年1月8日、北朝鮮第8回党大会の4日目の会議が平壌(ピョンヤン)4・25文化会館で開かれたと、朝鮮中央テレビが翌日報じた。写真は膝を曲げて金正恩(キム・ジョンウン)委員長に報告する趙甬元(チョ・ヨンウォン)組織指導部第1副部長。趙第1副部長は金正恩委員長の側近に挙げられる。 [聯合ニュース]
朝鮮中央通信は22-26日に平壌(ピョンヤン)で新しく建設された20市・郡地方工業工場の製品品評会が開かれたと27日、報じた。
行事の写真には趙甬元書記が製品陳列台の前で関係者らに指示する姿があった。別の写真では朴泰成(パク・テソン)首相、金徳訓(キム・ドクフン)党中央委書記、金寿吉(キム・スギル)平壌市(ピョンヤンシ)党委員会責任書記の姿も見られた。
朝鮮中央通信はこの日の行事出席者に触れず「党と政府、党中央委員会、道党責任書記、20市・郡の党、政権機関の幹部」が製品の品質を具体的に把握したと報じた。
趙甬元書記は2月28日の開豊(ケプン)区域地方工業工場、総合奉仕所着工式の報道を最後に国営メディアの報道から消え、粛清や革命化教育など懲戒を受けた可能性に言及されていた。
韓国統一部の当局者は22日、取材陣に対し「身上変動の可能性を念頭に置いて動向を眺めている」と明らかにした。
しかし他の幹部と共に公式行事に出席する姿がメディアを通じて公開されただけに、仮に懲戒を受けたとしてもその程度は軽かったとみられる。
北朝鮮大学院大の梁茂進(ヤン・ムジン)総長は「2カ月間ほど現れなかったのをみると、党官僚の安逸などに対して自意半、他意半の責任を負うレベルの革命化教育を受けた可能性がある」と述べた。
職位変動の有無については「参加行事の性格や名前が呼称されない点は組織書記の職位とやや合わない側面があり、今後、金正恩委員長の現地指導同行の報道を通じて確認が必要だ」と話した。
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