オーストラリアに位置する韓国天文研究院の太陽系外惑星探索システム。[写真 韓国天文研究院]
宇宙航空庁は、韓国天文研究院が参加した国際共同研究陣が、太陽系外惑星探索システム(KMTNet)の観測資料を活用し、土星より遠い軌道で公転する長周期スーパー地球型太陽系外惑星を発見したと明らかにした。同研究結果は25日、国際学術誌「サイエンス(Science)」に掲載された。
KMTNetは2009年、天文研究院の主要事業として開発が始まった系外惑星探索専用望遠鏡システムだ。地球と似たような環境を持っているため、生命体の存在の可能性がある系外惑星を探すために開発された。
今回発見された太陽系外惑星「OGLE-2016-BLG-0007Lb」は地球質量の1.3倍程度になるスーパー地球型惑星だ。この惑星は太陽質量の0.6倍にあたる母星から約15億キロ離れた距離(太陽-地球距離の約10倍)に位置している。地球から約1万4000光年離れている。
今まで発見された長周期スーパー地球型惑星の中で最も小さな質量を持っていながら、母性と惑星間の距離が最も遠い惑星だ。公転周期は約40年と推定される。スーパー地球型惑星は地球のように岩石で構成されているが、質量が地球質量の約1倍~10倍の間の惑星、太陽系外惑星は太陽ではなく、他の星(母星)の周囲を公転する惑星を意味する。
宇宙航空のユン・ヨンビン庁長は「我が国が開発して運営中のKMTNetの優秀な性能のおかげで、微視重力レンズ方法を通じた太陽系外惑星の発見を先導している」として「今後もわが装備を活用した持続的な科学的な研究成果を期待する」と話した。
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