警察のマーク[中央フォト]
最近、ソウル広津(クァンジン)警察署は傷害容疑で10代少年Aを不拘束送検した。
Aは先月19日午前1時ごろ、ソウル広津区のある路地で帰宅中の20代女性Bさんに暴行を加えた容疑がもたれている。
当時、現場の防犯カメラの映像によると、Aは突然Bさんに襲いかかり、拳で顔面や頭部を殴りBさんが倒れた後も暴行をやめなかった。
「助けて」というBさんの悲鳴を聞いた通行人が止めに入ったが、Aは意に介すふうもなくBさんを攻撃し続けた。Aからやっとの思いで離れたBさんが逃げようとすると、Aは追いかけて行って首をつかんで地面に倒した後、足で蹴り飛ばした。暴行は約10分間続いた。
市民の通報を受けて出動した警察はAを現行犯で逮捕した。
未成年者のAはBさんと一面識もない関係だったが「社会に多くの不満があり、誰でもいいから暴行したかった」という趣旨で警察に供述したという。
Bさんは心的外傷後ストレス障害(PTSD)の診断を受けるなど日常生活に支障をきたすほど精神的苦痛を訴えている。
21日SBS(ソウル放送)によると、Bさんは警察からAが自分を攻撃した動機さえ聞くことができなかった。Aは未成年者という理由で防御権を保証され、被害者であるBさんの情報接近権は一切制限されているのが実情だ。
事件番号・裁判日など何も知らないBさんは「むしろ私よりも被疑者のほうを手厚く保護しているような感じがする」と話した。
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