2月28日(現地時間)、米国ドナルド・トランプ大統領とウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が米国ホワイトハウスで会談をしている。[写真 UPI=聯合ニュース]
ゼレンスキー氏はこの日夕方の記者会見でこのような意向を伝えて「我々は常に米国パートナーとの会談に対する準備ができている」と述べた。あわせてトランプ氏との対話を希望していると言及した。
ゼレンスキー氏とトランプ氏は今週末バチカンで開かれるフランシスコ教皇の葬儀ミサに参列する。
2人は2月28日のホワイトハウス会談以降、約2カ月ぶりに会うことになった。当時会談は終戦交渉を巡る意見衝突で大声が行き交い、そのまま終わっていたことがある。
ただし米国側はまだ両国首脳会談の可能性について公式的な立場を出していない。
ゼレンスキー氏は「我々は現在まで米国と新しい(軍事)支援に対する合意や細部事項を話し合う機会を持つことができなかった」とし、ウクライナが(前任)ジョー・バイデン政府下で提供された支援だけを受けていると強調した。また、米国製パトリオット防空システム10基を購入するという先の提案に対する返事もまだ受け取っていないと付け加えた。
ゼレンスキー氏は17日パリで米国と欧州ビッグ3(フランス・英国・ドイツ)の代表団と会った際、米国側が停戦条件としてクリミア半島をロシアに譲渡し、ザポリージャ原子力発電所付近の地域を中立地帯に指定して米国の管轄下に置く案などを提示したという一部報道に対する立場も明らかにした。
ゼレンスキー氏は「ウクライナは(ロシアの)クリミア半島占領を法的に認めないだろう」としながら「これは憲法に反するため」と説明した。
また「ザポリージャ原子力発電所の地位に対する米国の公式的な提案がない」としながら「ウクライナは原子力発電所復旧のために米国と協力する準備ができている」と述べた。
ゼレンスキー氏はあわせて「平和協定条件を速やかに合意するのは不可能だ」としつつも、23日英国ロンドンで開かれる米国・欧州代表団との会談で「完全または部分的な停戦交渉を議論するだろう」と明らかにした。
続けて、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領がウクライナと二者形式で対話する準備ができていると述べたことについては「停戦が先に成立するなら、いかなる形式であろうと協議に入る準備はできている」と強調した。
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