世界カトリック教会の首長であるフランシスコ教皇が２１日（現地時間）、死去した。８８歳。

ローマ教皇庁のケビン・ファレル枢機卿はこの日「フランシスコ教皇が今朝７時３５分、御父の家に戻った」と発表した。

故人は修道会（イエズス会）出身だ。司祭である前に、教皇である前に修道者だった。


どこでも低いところから足を運び、世界の分断と葛藤の現場を駆け巡る時も、防弾チョッキを拒んだ。死去前日にも、苦しい身体でサン・ピエトロ大聖堂のバルコニーに登場し、大衆に向かってイエスの復活を祝い、イスラエルとパレスチナ武装団体ハマスの休戦を呼びかけた。

故人は最後の瞬間まで死を恐れなかった。自分の体より人類の体をさらに大事にし、さらに心配した。故人は教皇である前に、人類の霊的師匠だった。