ホワイトハウスは１３日（現地時間）　、「大統領職を遂行できるくらい十分に健康」という内容のドナルド・トランプ大統領の年次健康診断の結果を公開した。トランプ氏の主治医のＳｅａｎ　Ｂａｒｂａｂｅｌｌａ氏が作成した報告書によると、トランプ氏は現在、高コレステロール、太陽光の露出による皮膚損傷、心臓疾患防止のためのアスピリン処方を受けている。また、両目はどちらも白内障手術を受け、大腸腫瘍除去施術も受けたことが分かった。

Ｂａｒｂａｂｅｌｌａ氏はこれに関連して「トランプ氏は適切な治療を受けていて、きちんとコントロールされている」とし「素晴らしい健康を維持していて、優れた認知および身体健康をみせている」という所見を明らかにした。


続いて「トランプ氏は心臓、肺、神経、そして全般的身体機能が非常に健康で丈夫だ」とし「彼の活動的な生活方式は彼のウェルビーイングに引き続き大きく寄与している」と評価した。また「トランプ氏の一日は数回の会議出席、公開席上登場、メディアとの面会、そして頻繁なゴルフ大会優勝などで成り立っている」と説明した。


トランプ氏の現在の年齢は７８歳１０カ月だ。１月２０日の就任式を基準としてトランプ氏は７８歳２１９日で就任した最高齢だ。バイデン前大統領は７８歳６１日目だった２０２１年１月に就任し、退任時の年齢は８２歳だった。

このため昨年大統領選挙で２人は互いの健康問題を巡り激しく論戦を戦わせたりもした。米国の大統領は自身の健康診断の結果を公開する義務はない。ただし、伝統的に大多数の大統領は自身が職務遂行に必要な健康状態を有していることを示すために診療記録を公開してきた。

反面、トランプ氏はこれまで自身の具体的な健康情報を公開してこなかった。第１期在任時は健康診断で健康が良好であるという評価とともに体重の減量および運動を勧告された明かすのみだった。認知能力の検査結果に対しても具体的な内容には言及せずに「３０点満点中３０点を受けた」と伝えた。

トランプ氏は現在身長１９３センチメートル、体重は１０１．６キログラムだ。２０２０年大統領選挙敗北を覆そうとした容疑で２０２３年しばらく収監されていた時に比べて約４キログラムほど増えた。４年前（１１０．７キログラム）に比べては９キログラムほど減った。トランプ氏は酒やたばこを嗜まない。ただしハンバーガーなど肉類やコーラなど炭酸飲料がセットのファーストフードを好むことは知られている。