ドナルド・トランプ米国大統領。[写真 ロイター=聯合ニュース]
トランプ氏は「国債市場の反応を見て関税を猶予したのか」という質問には「国債市場は見ていたが、国債市場は非常に難しい」とし「私が昨夜(これを)見ていると、人々が少し不安に思っているようだった」と話した。
最近、米国ではトランプ氏の相互関税発表以降、株式市場が急落して金融危機に対する懸念が高まっていたが、投資家の不安を認めた格好だ。この日、トランプ氏が相互関税猶予を発表した直後、株式市場は急騰した。
トランプ氏は「過去数日間、かなり沈鬱だった金融市場がこの日反騰した」としながら「それはかなり大きい変化だ。私が考える単語は柔軟性だ。柔軟でなければならない」と話した。
あわせて「ここに壁があり、私は壁を通過するだろう。どんなことがあっても私は通過する」としながら「ずっと進んでいけば壁を通過することができないときもある。ある時は壁の下へ行ったり、戻ったり、越えたりしなければならない」と続けた。
トランプ氏は「関税の打撃を大きく受ける米国企業に対する関税免除を考慮する考えか」と問われると「企業の性格上、打撃をより強く受ける企業があると思うが、我々はそれに注目するだろう」と答えた。
続いて「ある企業は自分の過ちではないのに他の企業よって関税の影響を強く受ける産業にいるにすぎない」としながら「彼らには柔軟性を示すべきで、私はそうすることができる」と説明した。
トランプ氏はまた、75カ国以上の国々が米国と関税問題を交渉したいと思っていると言及しながら「私は報復しなかった人々のために90日間猶予した」と説明した。
また「彼らに『報復すれば関税を倍にする』と伝え、それで中国にそのようにした。中国は報復したため」と話した。
また「中国は合意したいがどのようにすればよいか知らないだけ」としながら「習近平主席は自尊心が強い男だ」と続けた。
トランプ氏は「中国とも合意するだろうし、すべての国々と合意するだろう」としながら「そしてそのような合意は公正だ」と強調した。
これに先立ち、トランプ氏は2日、全世界の国々に10%の基本関税(普遍関税)を賦課し、韓国をはじめとする57の貿易パートナー(56カ国+欧州連合)に10%より高い相互関税を賦課した。
この日、トランプ氏は相互関税を賦課した国々にも90日間10%基本関税だけを賦課し、中国に対する関税は125%に引き上げると電撃的に発表した。
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