ドナルド・トランプ米大統領が2日(現地時間)、ホワイトハウス・ローズガーデンで世界中を相手に全方位的な相互関税を賦課する計画を発表している。[写真 AP=聯合ニュース]
対米輸出依存度の高い韓国は、直接・間接的な被害が避けられなくなった。米国の相互関税賦課が相手国の報復関税賦課につながれば、グローバル貿易が直撃弾を受け、輸出韓国の被害は手のほどこしようもなく大きくなる。特に米国が一方的に韓米自由貿易協定(FTA)を事実上形骸化したことは残念だ。韓米FTAをめぐり韓国社会は深刻な内紛を経験した。2011年の批准過程で、国会にハンマーとチェーンソーが登場し、本会議場に催涙弾まで爆発し、再交渉を繰り返さなければならなかった。韓米が「KORUS」(韓米FTA)と呼んだ難産の末に得た成果を一気に無力化する米国の自国優先主義の行動を見て、韓国国民は複雑な感情を感じるだろう。
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