女性を強制わいせつした疑いで起訴された俳優オ・ヨンスさんが昨年3月15日、京畿道城南市(キョンギド・ソンナムシ)水原(スウォン)地方裁判所城南支院で開かれた1審宣告公判に出席している。[写真 聯合ニュース]
水原地裁刑事控訴第6部(クァク・ヒョンソプ、キム・ウンジョン、カン・ヒギョン部長判事)の審理で3日に開かれたオさんの強制わいせつ容疑事件の結審公判で、検察は「被告人は被害者に許されず、むしろ被害者が虚偽で供述していると主張している」とし、「重い刑を言い渡してほしい」として懲役1年を求刑した。
検察は「被告人は演劇界で50年間活動した元老俳優として、力のない練習団員を相手にセクハラを犯した」として「被害者は職場など日常を恐怖の中で生きている」と明らかにした。
オさんの弁護人は最後の弁論で「公訴事実の唯一の証拠である被害者の供述に一貫性および具体性がなく、供述自体も矛盾する」として「常識と経験則に反し、第三者の証言など客観的な事実にも反する」と主張した。
同時に「1審の有罪宣告が被告人が被害者に送った謝罪メッセージのためだと思うが、ドラマ『イカゲーム』で話題になった時、被害者に突然謝罪を要求されて当惑したが、俳優と制作者に被害を与えないために形式的に謝罪した」と話した。
この日、法廷に出席したオさんは最終の供述で「この年で法廷に立つことになり恥ずかしい。当時、私の言動に誤りがあり、それが罪になればその代価を受け入れる」としながらも「しかし今考えても、当時、私が見せた言動にセクハラだと考えるほどのことはなかったと信じる」と話した。
また「告訴人との短い関係の中で私の未熟な言動で心に傷ついたとすれば、本当に残念に思う」として「80年を守ってきた人生が崩れた。虚しい。耐え難い。元のところに戻らせてほしい」と訴えた。
被害者側の弁護士は「被告人は被害者が謝罪を要求すると『娘のような気持ちでそのような行動をした』とさらに傷をつけ、心から反省していない」として「処罰だけが類似犯罪を予防する方法だ。演劇界で類似犯罪が発生しないようにしてほしい」と求めた。
オさんは2017年7~9月、演劇公演のために地方に留まっていた時期、散策路で「一度抱いてみよう」としてAさんを抱き締め、9月にはAさんの住居地の前で頬にキスするなど2回にわたり強制わいせつをした疑惑で在宅起訴された。
オさんは裁判の過程でセクハラ行為の事実はないとし、一貫して疑惑を否認してきた。しかし1審はオさんの疑惑を有罪だと判断し、懲役8月に執行猶予2年を言い渡した。懲役1年を求刑した検察は量刑不当を理由に、オさん側は事実誤認と法理誤解、量刑不当でそれぞれ控訴した。
オさんに対する控訴審宣告公判は6月3日に開かれる。
この記事を読んで…