◆後発走者の湖南と河南、BYDを誘致して急成長
同じ中部地域の湖南も今年1-2月の自動車生産台数が22万7800台と、前年同期比235.49%増え、全国8位に浮上した。昨年は年間18位だった順位が一気に10階段も上がった。最も大きな原動力は電気自動車だ。湖南の電気自動車生産台数は14万4100台と、1-3月期にすでに昨年の年間生産台数を超えて全国4位に浮上した。
背景にはいくつかの「主導企業」がある。長沙のBYD工場が代表的であり、湘潭の吉利、広州自動車の工場稼働も生産力の増加に寄与した。現在、湖南には電気自動車完成車企業12社があるが、バス・乗用車・特殊車分野すべてが発展中だ。
河南も似ている。1-2月の自動車生産台数は22万2100台で北京と並んで9位となり、電気自動車の生産台数は10万1900台で浙江と重慶を抜いた。河南の反騰にもBYDがあった。鄭州のBYD工場は昨年54万5000台を生産し、これは前年比169.8%増。BYDは部品協力会社も共に河南に誘致し、バッテリー・モーター・制御システム・インテリア・座席など部品の現地化を実現している。
◆中国自動車産業の地形に変化か
中国国家統計局が発表した数値によると、2025年の中国の自動車生産台数は計445万4000台と、13.9%増加した。うち電気自動車は181万7000台で47.7%増だ。
伝統自動車産業が中心地の上海や広東など沿海地域は土地と人件費の負担が増え、BYDなどの主要自動車企業が他の地域で生産基地を拡大しているからだ。中部は産業基盤が整っているうえ政策・資金支援も積極的であり、持続的に成長する可能性が高い。今後、電気自動車市場の拡大と産業基地の変化が中国の自動車産業地形をどう変えるかが注目される。
中国の自動車産業基地が中部に移動 自動車産業地形が動く(1)
同じ中部地域の湖南も今年1-2月の自動車生産台数が22万7800台と、前年同期比235.49%増え、全国8位に浮上した。昨年は年間18位だった順位が一気に10階段も上がった。最も大きな原動力は電気自動車だ。湖南の電気自動車生産台数は14万4100台と、1-3月期にすでに昨年の年間生産台数を超えて全国4位に浮上した。
背景にはいくつかの「主導企業」がある。長沙のBYD工場が代表的であり、湘潭の吉利、広州自動車の工場稼働も生産力の増加に寄与した。現在、湖南には電気自動車完成車企業12社があるが、バス・乗用車・特殊車分野すべてが発展中だ。
河南も似ている。1-2月の自動車生産台数は22万2100台で北京と並んで9位となり、電気自動車の生産台数は10万1900台で浙江と重慶を抜いた。河南の反騰にもBYDがあった。鄭州のBYD工場は昨年54万5000台を生産し、これは前年比169.8%増。BYDは部品協力会社も共に河南に誘致し、バッテリー・モーター・制御システム・インテリア・座席など部品の現地化を実現している。
◆中国自動車産業の地形に変化か
中国国家統計局が発表した数値によると、2025年の中国の自動車生産台数は計445万4000台と、13.9%増加した。うち電気自動車は181万7000台で47.7%増だ。
伝統自動車産業が中心地の上海や広東など沿海地域は土地と人件費の負担が増え、BYDなどの主要自動車企業が他の地域で生産基地を拡大しているからだ。中部は産業基盤が整っているうえ政策・資金支援も積極的であり、持続的に成長する可能性が高い。今後、電気自動車市場の拡大と産業基地の変化が中国の自動車産業地形をどう変えるかが注目される。
中国の自動車産業基地が中部に移動 自動車産業地形が動く(1)
この記事を読んで…