「ティックトック(TikTok)」開発会社であるバイトダンス(ByteDance)を創業した張一鳴氏 [写真 バイトダンス]
ブルームバーグ・ビリオネア指数基準で、張氏の純資産は575億ドル(約8兆6850億円)と評価された。
この日、張氏の純資産は中国最大のミネラルウォーター企業「農夫山泉」創業者の鍾睒睒会長とテンセントの共同創業者の馬化騰氏を超えたことが分かった。
張氏の純資産が増加したのはバイトダンスに対する資産運用会社ブラックロックやフィデリティ、ティー・ロウ・プライスなど投資家の最新評価やバイトダンス職員の株式転売計画が反映された結果だ。バイトダンスの企業価値は3650億ドルと再評価され、張氏の資産も100億ドル以上増加した。
アジアで張氏の純資産はインドのリライアンス・インダストリーズのムケシュ・アンバニ会長(909億ドル)とアダニ・グループのゴータム・アダニ会長(723億ドル)に続いて3位だ。全世界では24位。
フォーブス(Forbes)が集計した張氏の財産は655億ドルで、世界23位を占めている。張氏は昨年10月中国富豪研究所「胡潤研究院」が公開した今年の中国最高富豪リストで純資産3500億元(約7兆2800億円)で1位を占めていた。
張氏は1983年福建省竜岩市で生まれて南開大学でソフトウェア工学を専攻した。卒業後、創業に四度失敗した後、2012年北京のあるマンションでバイトダンスを設立した。
一方、この日米国のドナルド・トランプ大統領はティックトックの米国事業売却問題に関連して「関税率1%がティックトックよりももっと大きな価値を持っている」とし「中国を説得するために関税を少し下げることもできる」と話した。
ティックトックとその中国版「抖音」の月間アクティブユーザー数は15億人を超え、米国ユーザーだけで1億7000万人を超えている。
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