米国の国旗[Pixabay]
トランプ政府は連邦政府の支出縮小を目標に掲げて大々的な構造調整を行っている。
同省のロバート・ケネディ・ジュニア長官は27日(現地時間)、非効率的で無分別な官僚主義を批判した後、「我々はもっと少ない資源でもっと多くのことができる」と述べて、このような計画を明らかにした。
人員削減は▽医薬品や医療機器、食品安全基準を担当する食品医薬局(FDA)、伝染病など公衆衛生状況を管理する疾病対策センター(CDC)▽公衆衛生研究機関である国立衛生研究所(NIH)▽高齢・低所得層のための医療保険担当--などで行われる予定だとAP通信などは報じた。
同省はまた、「健康な米国のための行政局(AHA)」を新設して▽保健資源行政局(HRSA)▽薬物乱用・メンタルヘルスサービス局(米国薬物乱用・精神衛生管理庁)--などの組織を統廃合することにした。
同省所属職員は現在8万2000人で、解雇される1万人の他に追加で1万人が政府効率化省(DOGE)の主導するいわゆる自発的退職プログラムなどにより部署を離れる予定だ。
同省はこれを通じて年間18億ドルの費用を節減することができると主張した。
これに先立ち、トランプ政府は自国の対外援助機関である国際開発庁(USAID)を事実上解体することにし、関連の予算を大幅に削減することにした。
一方、米国司法省も麻薬取締局(DEA)と酒類・たばこ・銃砲担当局(ATF)などを統合する方案を検討中だとAP通信などが内部メモを引用してこの日、報じた。
メモは資源、業務重複、規制効率性などのために、これら機関の統合推進の必要性に言及し、内部の人々を対象に意見提出を要求している。
DEAは麻薬取り締まりなどの業務を、ATFは銃器暴力犯罪、銃器密売、テロなどに対する業務を担当している別個の組織だ。
現在、ATF局長はカシュ・パテル連邦捜査局(FBI)局長が代行している。
司法省はメモで、独占および環境問題などを担当する全米の現場事務所の一部を閉鎖し、本部の政策関連部署の統合計画も明らかにした。
この記事を読んで…