米国コロラド州議会に飾られているドナルド・トランプ大統領の肖像画が撤去される予定だ。トランプ大統領は自身の肖像画について「最悪」と酷評した。



２４日（現地時間）、ＡＰ通信によると、コロラド州下院民主党は声明を通じてトランプ大統領の肖像画が共和党指導部の要請によって撤去される予定だと明らかにした。該当の肖像画は共和党側がクラウドファンディングのプラットフォーム「ＧｏＦｕｎｄＭｅ」を通じて１万ドル（現レートで約１５０万円）以上の募金を通じて製作されたもので、２０１９年に初めて公開された。


トランプ大統領はコロラド州議事堂に展示されている自身の肖像画については「ひどく歪曲されている」とし「私が見たものの中で最もひどいレベルかもしれない」とソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル（Ｔｒｕｔｈ　Ｓｏｃｉａｌ）」に投稿した。反面、オバマ大統領の肖像画に対しては「格好良く表現してある」と異例の賛辞を送った。二つの肖像画はどちらも同じ英国出身画家サラ・ボードマン（Ｓａｒａｈ　Ｂｏａｒｄｍａｎ）氏の作品だ。

ＡＰは共和党側が、もっと現代的な作品に交換することを望み、民主党は「共和党がトランプ肖像画に時間と費用をかけるのは自由」と評したと伝えた。コロラド州議会の両党指導部で構成された執行委員会はトランプ肖像画を撤去するよう命じる書簡に共同署名した。

肖像画の展示はコロラド州知事室の管轄ではなく「コロラドビルディング諮問委員会」が担当している。ジミー・カーター元大統領までの肖像画は一つの寄贈コレクションとして登録されている。その後の大統領の肖像画は政党や外部募金活動により用意された。

ボードマン氏はＡＰ通信の論評要請にすぐに応じなかったが、過去「Ｄｅｎｖｅｒ　Ｐｏｓｔ」紙とのインタビューでは、オバマ氏とトランプ氏を政治色を入れずに表現したかったと明らかにしていた。

一方、ＢＢＣはトランプ大統領がロシアのウラジーミル・プーチン大統領から新しい肖像画を贈られたと伝えた。新しい肖像画は公開されておらず、クレムリン宮の報道官ドミトリー・ペスコフ氏はこれを「プーチン大統領の個人的な贈り物」と評した。

ＢＢＣはプーチン大統領の肖像画プレゼントがロシアと米国の外交的解氷を示す象徴だと分析した。