トランプ米大統領
22日(現地時間)、トランプ大統領は米オンラインスポーツメディア「アウトキック(OutKick)」のインタビューで「私が大統領だった当時(ロシアは)いかなる侵略もしなかった」とし「プーチン大統領を阻止するのは自分しかいないと考える」と述べた。
トランプ大統領はジョージアとクリミア半島でロシアの軍事行動があったのはそれぞれジョージ・W・ブッシュ大統領とオバマ大統領の時期であり、ウクライナ侵攻もバイデン政権当時にあったと指摘した。
トランプ大統領は「プーチン大統領と非常に合理的な議論をし、私は人々の死を防ぐことを願うだけ」とし「私はある程度の統制が可能だと考える」と自信を表した。
そして「プーチン大統領と良い関係を結んでいて、実際、ゼレンスキー大統領とも良い関係」と改めて強調した。
続いて「それ(戦争)を防げたとすれば本当によかった」とし「今はこのように話したい。他の人なら誰も防げなかっただろう」と主張した。
ただ、トランプ大統領がプーチン大統領を説得して永久的な平和という目標を達成できるという希望は根拠が薄いという反論も提起された。
ロシア専門家のマーク・ガレオティ氏は米CNN放送のインタビューで「プーチン大統領は機会主義者」とし「混乱した状況を誘導して多様な可能性を残しておき、自身に最も有利な機会を選択した後に必要ならいつでも決定を覆す」と話した。
ドイツマーシャルファンドの専門家クリスティン・ベルジーナ氏は「ロシアが目標を達成する最も容易な方法は選挙の過程に介入すること」とし、休戦が締結されてもロシアがウクライナを相手に「見えない戦争」を続けるはずだと予想した。
一方、トランプ大統領は自身がウクライナ戦争を終息させれば、有力なノーベル平和賞候補になると思うかという質問に対し、「誰もその基準は分からない。オバマがいかなる理由もなく受賞したということを知っている」とし「彼は何もしなかった」と語った。
トランプ大統領は自身がノーベル平和賞候補になる場合、ウクライナ戦争終息のほかにもアブラハム合意が理由になる可能性もある見方を示した。
「アブラハム合意」は2020年に米国の仲裁でイスラエルとアラブ首長国連邦(UAE)、バーレーンなどアラブ国家間の外交関係を樹立し、関係を正常化した協定だ。ただ、当時サウジアラビアが抜けて半分の成功に終わり、2023年のガザ地区戦争勃発以降、サウジは交渉中断を宣言した状態だ。
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