トランプ大統領(左)とゼレンスキー大統領(右)
トランプ大統領はこの日、ソーシャルメディアを通じて「ゼレンスキー大統領と良い対話を終えたばかり」とし「電話は1時間ほどした」と明らかにした。
ルビオ国務長官とウォルツ大統領補佐官(国家安全保障担当)はこの日、説明資料で「両国首脳はウクライナと米国が戦争終息のために引き続き協力し、トランプ大統領のリーダーシップの下、永久的な平和を実現できるということに同意した」と明らかにした。
特に両首脳はウクライナ戦争の激戦地クルスクの戦況を検討し、戦場の状況によって両国国防参謀陣の間で情報を緊密に共有することで合意した。プーチン大統領は前日のトランプ大統領との電話でウクライナに対する軍事支援と情報共有を中断するよう促したが、トランプ大統領はクルスクの戦況に関する限りウクライナと引き続き情報共有をすることにし、プーチン大統領の要求を拒否することになった。
説明資料によると、また両首脳はエネルギー施設に対する部分的な休戦に合意し、両国の実務チームは数日以内にサウジアラビアに会って完全な休戦に向け黒海まで休戦を拡大する案を議論する予定だ。これは戦争の完全な終息と安保保障の第一歩になる可能性があるということに両国首脳が同意したという。
前日のトランプ大統領とプーチン大統領の電話でも、米ロ両実務チームがサウジアラビアで技術的な協議を続けることで合意した。これを受け、米国がロシアとウクライナを相手にそれぞれ休戦協議をする過程で、3カ国がともに参加する交渉テーブルが組まれるかが注目される。
米国とウクライナの首脳間の電話で、ゼレンスキー大統領は米国に追加防空システム、特にパトリオットミサイルシステムを要請し、トランプ大統領は欧州で利用可能なシステムを探すのに協力することにした。トランプ大統領はウクライナの電力供給と原発に言及しながら「米国が電力・ユーティリティ専門性を基礎に原発の運営を支援できる」と話した。米政府は「これら発電所に対する米国の所有権はウクライナのエネルギーインフラに対する最高の保護と支援になる」と述べた。
ホワイトハウスのレビット報道官もこの日のブリーフィングで、トランプ大統領とゼレンスキー大統領の電話の内容について説明し、「両首脳は部分的な休戦履行および拡大に関連した技術的な問題を進展させることを各実務チームに指示した」と明らかにした。続いて「両国大統領の交渉チームと国家安全保障専門家らが今週の後半、サウジアラビアで細部事項を引き続き作業して整える」とし「ゼレンスキー大統領はこうした努力に対するトランプ大統領のリーダーシップに謝意を表し、完全な休戦に対する意志を改めて強調した」と伝えた。米国とウクライナが推進中の鉱物協定と関しては「我々は鉱物協定の枠組みを越えて持続的な休戦に集中している」と話した。
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