ロシアのプーチン大統領
ホワイトハウスはこの日、2時間ほど続いた両首脳の電話会談の後、説明資料を通じて「トランプ大統領とプーチン大統領がウクライナ戦争の休戦の和平の必要性について話した」とし「両首脳はウクライナ戦争の終着点は持続的な平和になるべきということに同意した」と明らかにした。続いて「両首脳は和平の動きがエネルギーとインフラ分野の休戦にとどまらず、黒海上の休戦、全面的な休戦および永久的平和の履行のための技術的交渉で始まるということに同意した」とし「このような交渉は中東で直ちに始まる」と説明した。
またホワイトハウスは「今後の紛争予防のための潜在的協力地域として中東について幅広く話した」とし「戦略武器の拡散を中断すべき必要性についても議論した」と明らかにした。トランプ大統領とプーチン大統領はイランがイスラエルを破壊できる位置においてはならないという見解を共有したという。
◆トランプ大統領「エネルギー・インフラ即刻休戦」
両首脳は電話で両国関係改善の必要性も強調した。ホワイトハウスは「米国とロシアの両国関係が改善した未来には大変な上昇の余力があるということに同意した」とし「ここには莫大な経済的合意と地政学的安定が含まれる」と明らかにした。
トランプ大統領はこの日午後、ソーシャルメディアを通じて「プーチン大統領との電話は非常に有益で生産的な対話だった」と伝えた。続いて「我々は残酷な戦争を最終的に全面的な休戦で終えるために迅速に努力しようという認識に基づき、エネルギー・インフラに対する即刻休戦に合意した」とし「(平和協定のための)手続きがいま本格的に始まった」と強調した。
◆ロシア「ウクライナへの軍事・情報提供を中断すべき」
ロシア大統領府は声明で「両首脳がウクライナ状況をめぐり『詳細かつ率直な意見交換』をした」とし「ロシア・ウクライナがエネルギー・インフラ分野の攻撃を30日間中断しようというトランプ大統領の提案にプーチン大統領が同意し、ロシア軍に命令を下した」と明らかにした。
ロシア大統領府によると、両首脳は30日間休戦案について議論したが、プーチン大統領が休戦をモニタリングしてウクライナ軍が再武装できないようにすることに関する重大な問題点を指摘したという。ロシア大統領府は「紛争の拡大を防ぎ、政治的・外交的手段で解決するための核心条件は、ウクライナに対する外国の軍事支援と情報提供を完全に中断するということでなければいけない」と強調した。ロシアに派兵された北朝鮮軍の問題は米ロ双方の発表文に含まれていなかった。
米ロ首脳「エネルギー・インフラ分野への攻撃中断」…部分休戦に合意(2)
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