フォルクスワーゲンの資料写真[Pixabay]
独フォルクスワーゲングループのアウディは17日、2029年まで雇用7500件を減らすと発表した。労使は名誉退職などの方式で雇用を減らすことに合意し、雇用安定協約を2033年まで4年延長した。フォルクスワーゲン労使も昨年10月にドイツの従業員約12万人のうち3万5000人を2030年まで減らし、ドイツ国内工場10カ所のうち2カ所で生産を中断することで合意した。また、同グループのスポーツカーブランド、ポルシェも昨年から2029年まで4000人の人員削減を目標にリストラを進めている。フォルクスワーゲングループは11日の業績発表で、昨年の税引き後純利益が前年より30.6%、営業利益が15.4%減少したと明らかにした。国際格付け会社のムーディーズは前日フォルクスワーゲンの格付けを「A3」から「Baa1」に1段階引き下げた。業績不振はグループ全体の売り上げの40%を占める中国市場での販売減少のためだ。チャイナEVデータトラッカーによると、フォルクスワーゲンの1月の中国電気自動車販売台数は前年同月比71%減少した4552台と集計された。
フォルクスワーゲングループはソーセージ販売を拡大し、防衛産業への進出を検討中だと明らかにした。フォルクスワーゲンは1973年から自社工場でソーセージを作り、社員食堂に供給しているほか、本社があるニーダーザクセン州で販売しているが、生産を増やすということだ。
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