尹大統領弾劾審判の初期には「過去の２人の大統領弾劾事件と比べて争点の幅が狭く、弾劾訴追事由が明確だ」という見方が多く、早期に結論が出ると予想された。憲法裁も週２回の審理で速度を出す姿を見せた。しかし憲法裁は長時間「熟考」という道を選んだ。「大統領弾劾事件を最優先に審理する」という原則は維持したが、他の事件も並行して審理し、一部の権限争議・弾劾事件を先に宣告したりもした。１３日にも崔載海（チェ・ジェヘ）監査院長、李昌洙（イ・チャンス）ソウル中央地検長など４件の弾劾事件の宣告があった。


憲法裁の周辺では１３日以降、警察の警備がさらに強化され、「弾劾審判宣告が迫っている」という観測の中で緊張感がより一層高まっている状態だ。しかし憲法裁の宣告期日指定が先に延ばされ「憲法裁が期日通知なく宣告することもある」「速報。◯日Ｘ時に宣告する」など宣告期日と関連した根拠のない虚偽情報もあふれている。