日本円
これは米国景気の沈滞懸念でグローバル資金が米国国債や日本円など安全資産に集まったためだ。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によると、10年満期米国国債金利も年初4.7%台から今月10日(現地時間)4.2%ラインまで低くなった。投資家が株式を売り、国債に集まって債券価格を引き上げた(債券金利は下落)。彼らは円高にもベッティングし、1ドルあたりの日本円価値は10日(現地時間)の取引場で1ドル=146.63円まで高まった。5カ月ぶりの円高ドル安だった。
韓国ウォンの価値が一気に100円あたり990ウォン台まで急落(為替レート上昇)したのも、対米ドル比の日本円切上げ幅が韓国ウォンよりも大きかったためだ。日本銀行(BOJ)が上半期中に追加で利上げに踏み切る可能性も円高をあおっている。新韓銀行のエコノミスト、ペク・ソクヒョン氏は「短期的に円高によって韓国ウォン相場は100円=1000ウォン線を突破するかもしれない」と展望した。
主要6カ国通貨に対するドル価値を示すドルインデックスは6営業日続落して103.8まで落ちた。1月と比較すると5.6%の下落だ。トランプ氏の大統領当選が確定した昨年11月6日以降、最も低い。
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