フランシスコ教皇
教皇庁はこの日の夕方、メディアに「教皇の健康状態は引き続き安定的」とし「ここ数日間現れた改善傾向がさらに確固となり、血液検査や臨床評価、そして薬物治療に対する肯定的な反応を通じて確認された」と明らかにした。
これを受け、教皇の担当医療スタッフは「慎重な予後」を解除することを決めたと、教皇庁は伝えた。これは教皇の健康状態がこれ以上危険ではないと医療スタッフが判断したという意味だ。
88歳の教皇は同日で25日間、ローマのゼメリ病院に入院し、両方の肺に発生した肺炎の治療を受けている。2013年3月に教皇に選出されて以来、最長期間の入院だ。
入院初期、医療スタッフは教皇が高齢であるうえに、病状が複雑だという理由で「慎重な予後」という表現を使ってきた。これは教皇がいつでも危険に直面する可能性があるという意味だった。
しかし、教皇が治療によく反応し、病状が徐々に好転すると、医療スタッフは教皇の容態をこれ以上危険な段階と見なさないことにした。
ただし、教皇庁は「教皇が追加の治療のためにしばらく病院に滞在しなければならない」と述べた。具体的な退院時点は明らかにしなかった。
ローマ教皇は入院期間中、4度の呼吸困難症状で危険な瞬間を迎えたが、3日午後2度の急性呼吸不全を経験した後は、持続的に安定した状態を維持した。
教皇は入院中に休息を取りながらも一部業務をしている。教皇は前日、病床でバチカン国務長官のピエトロ・パロリン枢機卿、国務省総務局長のエドガー・ペニャ・パラ大司教と面談した。2人は教皇に主要案件を報告したという。
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