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「テスラ4台に放火」米国で標的犯罪がまた発生、マスク氏「クレイジーなこと」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

イーロン・マスク氏が10日(現地時間)、自分のXに投稿した書き込みとテスラのサイバートラックが燃える映像。[X キャプチャー]

米政府効率化省(DOGE)を率いるイーロン・マスク氏が最高経営者(CEO)を務めるテスラの販売店や車を対象にした犯罪が相次いでいる。ドナルド・トランプ新政府で実力者として君臨しているマスク氏に対する反感が暴力事件に飛び火する様子だ。

10日(現地時間)、シアトルの地元メディアによると、シアトル・ダウンタウン南部(SODO)地域のある駐車場で、前日午後11時から同日午前1時の間に火災が発生し、テスラのサイバートラック4台が燃える事件が発生した。

この駐車場はテスラの販売店や購入者に新車を配送する前に一時的に保管しておく場所なので、サイバートラックの他にも電気自動車50台余りが駐車されていたという。


発火直後、消防隊が出動して火災を鎮圧したが、火がついたサイバートラック4台はひどく焼けて破損した。シアトル消防局は放火の可能性を含め、火災の原因を調べている。

マスク氏はこの事件を「テロ」と言い切るあるXユーザーの掲示物を自身のアカウントに共有し「これはクレイジーなこと」と書いた。

該当掲示物には「多数の民主党非営利団体(NGO)がテスラ販売店・職員・車に対する攻撃を組織してきた」とし「昨夜はサイバートラックがシアトルで燃えた。民主党の暴力性がますます大きくなっている」という内容が書かれていた。

マスク氏も最近、Xに投稿してテスラデモの背後に民主党の巨額後援者がいると主張した。

これに先立って8日、米日刊紙ワシントン・ポスト(WP)はトランプ大統領が1月20日に就任し、マスク氏が政府効率化省の首長を務めた後、テスラ関連施設で少なくとも12件の暴力行為が発生したと伝えた。テスラに対する攻撃は、テスラの電気自動車や販売店、充電スタンドなどで発生した。

このような攻撃は、マスク氏に対する強い反感が反映されたものと分析される。トランプ大統領の当選を支援するため、少なくとも2億8800万ドル(約424億2000万円)を後援したマスク氏は、政府支出を減らすという目標の下で大規模な連邦公務員の解雇を主導している。また、政治的にはナチスの敬礼を連想させる手のしぐさを見せたり、欧州の極右政党を支持したりするなど挑発的な行動を続けている。

このため、ネット上では「#テスラ打倒(#teslatakedown)」などのハッシュタグをつけた不買運動も起きている。



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