アディダスのロゴ
ロイター通信の報道によると、アディダスはこの日の実績発表で昨年6億5000万ユーロ(約1046億円)相当のYeezyシューズを売って約2億ユーロの利益を出したとし「昨年10-12月期に販売を成功裏に終えた」と伝えた。
Yeezyは米国ヒップホップスターのイェ(カニエ・ウェスト)とコラボレーションして立ち上げたブランドだ。アディダスはイェがユダヤ人嫌悪やナチス称賛発言で物議を醸したため2022年10月をもって契約を打ち切り、12億ユーロ分の在庫を抱え込んだ。
アディダスはイェとのコラボ中断の余波で翌年31年ぶりに赤字に転落した。廃棄しようとしていたYeezyのシューズは2023年5月から販売を開始し、収益の一部を名誉毀損防止同盟(ADL)など反ユダヤ主義監視団体に寄付した。
アディダスは昨年の売上が236億8300万ユーロで前年比11%増加し、営業利益も13億3700万ユーロを記録したと明らかにした。北米だけで売上が2%減少したが、これはYeezy販売量がかなり減少したためだと明らかにした。だが、これも10-12月期には成長に転じたと付け加えた。
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