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「卵価格暴騰」に米国農務長官「庭でニワトリの飼育を」…世論悪化

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

資料写真[Pixabay]

米国のブルック・ロリンズ農務長官が卵価格の暴騰を巡り「裏庭でニワトリを育てる方法もある」と話し、世論の袋叩きに遭っている。ロリンズ氏はこれに先立ち、メディアへの寄稿文でも「卵価格を抑えるために一般家庭でもニワトリを飼育できるように支援する」という計画を明らかにして冗談ではないことを明確にした。

ロリンズ氏は2日(現地時間)、フォックスニュースに出演して卵価格対策についての質問を受けた。ロリンズ氏は彼女自身も過去にニワトリを家で飼育していたとし、「家庭の裏庭でニワトリを育てることができ、これは立派な(awesome)解決策」と答えた。

最近米国では鳥インフルエンザの影響で数百万羽のニワトリが殺処分されて卵価格が一気に跳ね上がった。一部地域では卵12個が10ドル(約1488円)を超えたという。庶民物価の代表格である卵が値上がりするとトランプ政府も任期序盤から負担を感じている。トランプ大統領は5日、議会演説で「ジョー・バイデン前大統領が卵価格を統制不能にした」として責任を押しつけたりもした。


ロリンズ氏は先月ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)に寄稿した文で「米国政府はこの問題を深刻に考えており、卵価格を安定させるために最大10億ドルを投じる計画」と明らかにした。ロリンズ氏が提示した方案の中には外国産輸入、養鶏場内「最小空間確保」規制の緩和とともに、一般市民が自宅でニワトリを飼育することも含まれた。

だが、米国市民は冷笑的な反応を示している。ロリンズ氏が出演したフォックスニュースの映像が投稿されたユーチューブ(YouTube)チャンネルにも「我が家に庭はないが」「自分が飼育しているニワトリが伝染病に感染していたらどうするのか」など不満を表すコメントがつけられている。SNSでも「10~20ドルの卵価格が高いから600ドルの鳥小屋を買って庭に設置しなければならない」という反応が出てきた。



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