BTS(防弾少年団)のJ-HOPE(ジェイ・ホープ)が2月28日~3月2日、ソウル松坡区(ソンパグ)KSPO DOMEで<j-hope Tour ‘HOPE ON THE STAGE’ in SEOUL>(「HOPE ON THE STAGE」)を開催した。[写真 Big Hitミュージック]
BTS(防弾少年団)のJ-HOPE(ジェイ・ホープ)が2日、ソウル・オリンピック公園KSPO DOMEで開催した初のワールドツアー<j-hope Tour ‘HOPE ON THE STAGE’ in SEOUL>(以下、「HOPE ON THE STAGE」)の最後のステージでこのように語った。2月28日から3公演が用意された今回の公演は、ファンクラブ先行前売り開始と同時に1公演あたり1万2500席、合計3万7500席が全席完売した。ファンコミュニティWeverseでは全世界のARMYが同時視聴できるように8カ国語に翻訳されてオンライン有料生中継が行われた。メンバーのJIN(ジン)とタレントのジョナサンも公演会場を訪れた。
BTSメンバーがソロツアーを開催するのは2023年SUGA(シュガ)以来2人目だ。昨年10月に転役したJ-HOPEは、これまで新曲作業とコンサート準備で忙しい日々を送ってきたと近況を伝えた。続いて「公演直前まで緊張していたが、ARMYに会えてそれがほぐれた。清心丸(疲労回復に効能がある薬)のような存在だ。皆さんと一緒にいるとき、パワーをもらい、エネルギーを得る。ステージが一番幸せ」と話した。
2年ぶりにBTSの公演が開催されるという便りに海外各地からファンたちが続々と公演会場に集まった。20代の中国人リンさんはJ-HOPEのコンサートポスターのように黒と赤のヒップホップスタイル姿でやってきた。リンさんは「BTSが好きで韓国に留学生活をすることになった」とし「完全体がとても待ち遠しい」と話した。
BTSファンになって初めてソウルを訪ねたというニュージーランド出身のARMYは「2023年5月からファンになり、初めて公演を見にきた。軍服務中のメンバーが以前撮影したダンス映像を見てハマった。歌に含まれたメッセージで慰められたりもした」と打ち明けた。
J-HOPEもまた、ステージを控えて高揚する気持ちを表現した。ソウル最終日の公演を1時間後に控えて記者団と会ったJ-HOPEは「雨が降る日にこのように遠方から来てくださって感謝する」と挨拶した。「素晴らしい音楽、素晴らしいダンス、そして素晴らしい観客がいるからこそコンサートがより一層輝くと考える。その一つひとつの席が集まってJ-HOPEの原動力になる。このようにこの場を一緒に盛り上げてくださって感謝する」という自筆手紙も渡した。
公演は「ステージの上が一番幸せ」というJ-HOPEと彼が夢見る物語がぎっしりと詰まっていた。平凡なチョン・ホソク(J-HOPEの本名)として経験したさまざまな夢が詰め込まれた『Daydream』(2018)、J-HOPEの初のHOT 100ソロ曲でありダンスと夢についての話を綴った『Chicken Noodle Soup』(2019)、今後進む道に対する悩みや情熱を入れた1st『Jack in the Box』のような以前の発表曲から7日午後2時にリリースする新曲『Sweet Dreams』などを選曲し、これまで自身が描いてきた音楽の道をステージ上で披露した。
米国R&B歌手ミゲルがフィーチャリングしている『Sweet Dreams』は最近『シングル男のハッピーライフ』〔MBC(文化放送)〕で音楽作業記を公開した歌だ。愛したい、愛されたいと思うJ-HOPEのありのままの気持ちを込めた優しい告白ソングだ。これまでヒップホップジャンル中心にその魅力を披露してきたJ-HOPEはポップR&Bジャンルに挑戦し、これまでとは違った姿をファンにお披露目した。
J-HOPEは除隊後、さまざまな悩みを経てこの歌を作った。J-HOPEは「転役したらどんな音楽をするべきだろうかと考えていたとき、最近世の中には愛が不足しているのではないかという気がした。愛というのはとても単純な感情なのに、なぜ不足しているように思うのだろうか。だから正面から捉えたラブソングを一度歌ってみるべきではないかと思って一生懸命作った」と説明した。また、公演2日目には後任兵が自分でチケットを手に入れて公演会場を訪れたところを見て「驚いて中間で公演に集中できなかった。軍隊を行ってくると、こうしたハプニングが起きる。軍に服務して新たなインスピレーションも得た」と言って笑った。
自筆手紙にで新曲先行公開…BTSのJ-HOPE、“プレゼント”の中身をオープン(2)
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