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「AIバブル論」静めたが…エヌビディアの前に「2つの伏兵」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

エヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO) イ・ヒグォン記者

人工知能(AI)半導体市場を主導してきたエヌビディアが「AIバブル論」を静めた。2024年11月-25年1月の四半期の業績が市場の予想値を上回ったからだ。ただ、今年は昨年のような高速疾走は難しいという見方もある。成長鈍化の兆しが表れているからだ。

エヌビディアは26日(現地時間)、24年11月-25年1月の売上高を393億3100万ドル(約5兆8600億円)、1株あたりの純利益を0.89ドルと発表した。売上高は前年同期比78%増で、市場調査会社LSEGが集計したウォール街の予想値(380億5000万ドル)より3.3%高かった。1株あたりの純利益も予想値(0.84ドル)を上回った。


エヌビディアの業績を牽引したのはAI半導体だ。グラフィック処理装置(GPU)が含まれたデータセンター部門の売上高は前年比93%増の356億ドルで、売上高全体の91%を占めた。この比率は2年前が60%、1年前が83%と年々増えている。


昨年初めに公開した次世代AI半導体「ブラックウェル」の影響が大きい。エヌビディアは同期のブラックウェルの売上高を110億ドルと明らかにした。ジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)はこの日、業績発表カンファレンスコールで「ブラックウェルは最も速く販売量が成長した製品」とし「ブラックウェルの売上高は大規模なクラウドサービス企業が主導した」と明らかにした。一方、従来の主力製品のグラフィックプロセッサ(GPU)部門の売上高(25億ドル)はブラックウェルの4分の1にもならなかった。イーマーケターの技術アナリスト、ジェイコブ・ボーン氏はAFPに「今回の業績はエヌビディアが引き続きAI環境をリードしているという点を再確認させた」と評価した。

期待以上のエヌビディアの業績は韓国半導体企業にもうれしいニュースだ。AIチップに入る最先端HBMの大半をSKハイニックスとサムスン電子が提供しているからだ。ブラックウェルGPUに搭載されるHBMは現在SKハイニックスが独占供給中で、サムスン電子は4-6月期からの本格納品を目指している。

エヌビディアは今後の目標も高く設定した。この日、2-4月期の売上高目標値を430億ドルと提示した。これは市場の予想(417億8000万ドル)を上回る。下半期にはブラックウェルより性能が高い「ブラックウェルウルトラ」を出し、AIチップ覇権を維持するという。ブラックウェルウルトラにはHBM3Eの12層製品が搭載される見込みで、SKハイニックスの業績にもプラスの影響を及ぼすとみられる。

しかし下方圧力要因も少なくない。エヌビディアの売上高成長率(78%)は過去7四半期で最も低い。昨年第1四半期の262%から第2四半期122%、第3四半期94%、第4分期78%と成長率が鈍化している。中国AIスタートアップのディープシークの「低費用・高効率」AIモデル発表以降、高価なエヌビディアチップ需要が減るという見方も今後注目されるポイントだ。エヌビディアはブラックウェルなど高価なチップを中心に販売しているからだ。

米中の対立がさらに激化する場合も問題だ。ロイターによると、現在中国でテンセント・アリババなどビッグテック企業を中心に、エヌビディアの低仕様チップH20の注文量が急増している。トランプ米政権の対中国輸出規制が強化される前に物量を確保しようという動きだが、米国の制裁によっては中国発の需要が急減することもある。ブルームバーグは米国がエヌビディアの半導体数量と類型をより一層制限すると予想した。この日、ファンCEOは「中国での売上高は前四半期と似た水準だったが、輸出規制後には半分ほど減少した」と話した。



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