24年9月、ソウル西大門区延禧洞で発生した地盤沈下の原因を調査するため、ソウル市、西大門区など関係機関の調査チームがコンクリートを取り除いている。チョン・ウネ記者
韓国環境部の「2023上水道統計」によると、ソウルの水道管総延長1万3350キロメートルのうち設置されてから21年以上経過した水道管は68.6%の9154キロメートルに達する。17の広域自治体のうち老朽化率が最も高い。全国の水道管平均老朽化率は37.5%だ。設置されてから30年以上で耐久年限が過ぎた老朽管である経年管の割合も36.3%で自治体平均の23.2%を上回った。
水道施設の老朽化は漏水などの問題を起こして維持管理費用が上昇し財源が追加で投入される悪循環につながる。老朽化した下水道管の漏水は道路陥没を誘発する主要因として指定される。市によると過去10年間にソウル市内で発生した道路陥没223件のうち31.4%の70件が上下水管の老朽化と損傷により発生したことがわかった。
ソウル市議会のカン・ドンギル都市安全建設委員長は27日、韓国紙世界日報に「財源不足で老朽下水施設改善が遅れて施設安定性が低下し、市民の安全にも深刻な危険を招いている」と話した。
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